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怪魚遠征 in Thailand  最終日の戦い(後編)


エイジ君もゲンキマンもピラルクーを釣った遠征最終日の午前。

自分も頑張ったのだが、ノーバイトのまま時間が過ぎていった。

アタリのなさにちょっと飽きて来たので、湖畔のコテージでチョイと休憩。

竹でできた床に寝転ぶと、ヤシの葉の屋根がつくる日陰に、風がそよいで気持ちいい。

束の間のお昼寝タイム。

遠征の疲れもあってか1時間ほど熟睡してしまった。

目を覚ましたのはお弁当タイムだった。

この間にゲンキマンさんとエイジ君はパンを撒いて捕まえた小魚を餌に、ナマズを何匹か釣ったらしい。

なんでもルアーに反応がなくても、活き餌だと次々と下からナマズが襲いかかってくるとか。

自分が寝ている間に楽しそうな遊びを見つけたようだ。

(写真はそのうち八武海にアップされると思うのでそちらで見て下さい)


さて、今日もタイ飯のお弁当を食べ、ミネラルウォーターとコーラで渇きを癒す。

最終日だし、ボチボチ気合いを入れて釣りを再開しようか!

その時、おとーさんがサイドカーに大きな容器を乗せて帰って来た。

中を覗き込んでみると、小魚がいっぱい入っている。

入っていた小魚はティラピアの稚魚。

サイズは5cm〜15cmぐらいだ。


どうやらこれから池に撒き入れてくれるらしい。

バケツで池に放り込まれるティラピラ稚魚。

サービスタイム スタート

ほれ投げろ〜

宇侍見さんがソッコーで魚を掛ける。

ティラピラを針にかけて放り込むと一撃だった。

魚はどうやらレッドテールのようだ。

ゲンキマンもレッドテールをあっさり釣って、Wブツ持ち写真(羨)

宇侍見さんはさらにレッドテールを追加。


ちくしょう、サービスタイムに出遅れちまったぜ、俺。

俺も活き餌を・・・って思ったが、全て撒いてしまったようだ。


そこでオグル85SLMを投入。

リフト&フォールでヒットに持ち込んだが、焦って力任せに鬼アワセ。

ビックリするようなパワーの魚だったが、ST−66フックが伸びてバラシてしまった。

なにやってんだ・・・俺・・・

ゲンキマンもまた何か掛けやがったようだ(焦)

おとーさんとおかーさんがアレを持って水に入った。


という事は・・・

出た〜、ピラルクー


ゲンキマンのピラルクーはこれで4本目だっけ?

まぁサイズではまだ勝ってるからいいけどな・・・(汗)

ってか、今日は俺まだ何にも釣ってないぞ。

釣れない焦りが釣りのリズムを狂わせているのが自分でも分かる。

餌はヘロヘロのティラピラ稚魚だし、ここの魚は遠くからルアーを追うような事はないのでスローな誘いが必要なのだ。

ついついルアーを動かし過ぎているのが自分で分かっていながら、サービスタイムを逃した焦りから、自分の釣りのリズムを立て直せない。


と思っていたら、またもやゲンキマンが何か掛けやがった。

おとーさんとおかーさんがまた水に入る。


もう好きにしてくれ・・・

ゲンキマン、ピラルクー5本目〜

(ハイハイ、ヨカッタネ)

さらに、アリゲーターガー?も追加〜
(噛まれてしまえ)

写真なんか撮ってる場合じゃないぞ、俺・・・


写真撮影はエイジ君に任せて、自分も何とか変わった魚が釣りたくて頑張る。

ダメだ、釣れねぇ・・・

段々お日さまも西に傾きかけてきた。

最終日の終了タイムが刻々と近づく。

とはいえ、本命ピラルクーのサイズでは、圧倒的に大きかったのは昨日の俺のピラルクーだ。


このまま終了なら、勝負としては”俺の圧勝”と言えるだろう。(ナニカ異論でも?)

もういいや、残り時間も少ないし、このまま終わってくれ・・・

そして終了間際。


これまでピラルクーを釣っていなかった宇侍見さんが、ついに大物を掛けた!

数分の攻防の末、ついに浮いてきたピラルクー。

これもデカイぞ!

巨体から繰り出されるド迫力の激しいエラ洗い。

やった、ランディング成功。

美しくもあり、グロテスクでもあり・・・


なんとも形容しがたい迫力のある魚体だ。

硬いウロコは金属でできた鎧のようにも見える。


赤い縁取りがなんとも艶やか。

頭もゴツゴツとしていて硬い。

まるで彫刻を施したような模様が、古代魚の雰囲気を醸し出している。

やったね宇侍見さん、おめでとう!

本日ボウズの男が約1名いるが、昨日からのトータルで言えば一応全員がピラルクーを手にしたところで、今回の釣りは終了。


今回の遠征における、しまっvsゲンキマンの対決の結果は

比べるまでもなく”俺の圧勝”(ナニカ異論でも?)

男はやっぱり数釣るより、デカイの獲ってナンボでしょう!
(ホントは俺もナマズ釣りたかったヨ・・・)


誰かがピラルクーを掛けるたびに池に飛び込んでくれた、おとーさんとおかーさん、ありがとう。


おかげで楽しい思い出がいっぱいできたよ^^

3日間運転手をつとめてくれた運転手のナッちゃんお疲れさまでした。


妙に人懐っこい人柄は、タイ人気質ってやつかな?


本当にありがとう。

バンコク市内へ戻り、みんなで最後のお食事タイム。


3日間も仕事を休んで、おまけに熱中症になっても僕たちに付き添って面倒をみてくれた宇侍見さん、本当にありがとうございました。


日本に帰国したときには、是非ともご家族で香川へも遊びに来て下さいませ。

食事の後は空港まで送ってもらい、我々は夜のフライトで日本への戻ったのだった。

楽しかったタイ遠征はこうして終わった。

3日間は本当にあっという間だった。

まだまだ面白い場所や遊びがありそうだった。

できればあと3日ぐらいは滞在したい気分だがそうもいかない。

タイ王国は間違いなく「微笑みの国」だった。

また来るぜ!いつの日か



大好きな国 Thailand



ありがと〜(^o^)



〜完〜


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