深夜釣行 > 釣行記 > 2007/ 5/ 5
幻の魚
2007年ゴールデンウィーク
前半はちょこちょこ近場で釣りはしたが、子供を連れて潮干狩りに行ったり、鳥取砂丘まで日帰り家族旅行に行ったりして家族サービスに努めていた。
ゴールデンウィークも残りわずかとなった5月5日は、チームメイトの愛丸さんとガムさんが行っている高知へ行って2人と合流する予定で楽しみにしていた。
愛丸さんと一緒となれば、またきっと何かネタができるに違いない ( ̄ー ̄)
そんな折、高知遠征中の愛丸さんとガムさんから掲示板に書き込みがあった。
No.6405 - 2007/05/05(Sat) 03:14:23
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No.6406 - 2007/05/05(Sat) 05:28:50
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チーム宇宙軍で、高知の幻の魚といえば、もちろんコレ↓である(笑)
この写真に見覚えのない人は、コチラの釣行記をご覧ください
さすが奇行師愛丸、やっぱりネタを作ったか( ̄ー ̄)
と思いきや
ガムさんに電話で話を聞いてみると、なんと愛丸さんが本当に本物のアカメを釣ったとの事だった(驚)
早速愛丸さんに祝福の電話をかけると、照れながらも嬉しそうな声で幻の魚ゲットを報告してくれた。
「今夜は一緒に遊びましょう」
という事で5月5日夜、自分も高知に向かった。
夜8時半、待ち合わせの高知市内のポイントに到着。
この場所は昨年暮れにMr.Hさんが116cm・13kgのタイリクスズキを釣ったポイントだ。
現場に着くと、ガムさんと愛丸さん
それに今年4月に116cmと115cmというモンスターを連発させたつかぽんさんも偶然同じ場所に来ていた。
まずは愛丸さんとガッチリ握手をして、幻の魚アカメのお祝いをする。
そしてデジカメでそのアカメの写真を見せてもらった。
愛丸さんと(本物の)アカメ
ぐれいと!
サイズは51cmとの事だが、大きさなど問題ではない。
いや51cmといえばけっして小さくはないだろう
なにしろあの幻の魚アカメである
古代魚を彷彿とさせる美しくい魚体
力強さを感じさせるピンと張った大きなヒレ
そしてルビーのように紅い光を放つ神秘的な瞳
ルアーマンなら誰もが憧れる幻の魚アカメ
言うまでもなく、釣りたくても簡単に釣れるものではない
それを愛丸さんは昨夜見事に釣ったのだ
もちろんこれはチーム内では誰も釣ったことがないので、立派な宇宙記録※である。
※宇宙記録
管理人の所属するチーム宇宙軍では、メンバーが釣った各魚種の大物記録を「宇宙記録」としてホームページ上に掲載している
ついに幻の魚アカメが愛丸の名とともに宇宙記録に刻まれるのだ。
おめでとう!
さて、せっかく高知まで来たのだから早速釣りを・・・と思ったが、ちょうど満潮で潮の動きが鈍くなっている。
もう少ししたら潮が動き出すはずなので、それまで愛丸さん、ガムさん、つかぽんさんと談笑タイムになった。
まずは愛丸さんのアカメの話で盛り上がる。
そして高知が地元つかぽんさんに最近の様子を聞いてみると、ここのところあまり芳しくはないようだ。
それでもガムさんは、ここ3日間で70UPを含め何本かのシーバスを釣っているとは流石である。
愛丸さんはアカメのみでシーバスはアタリはあったものの釣れていないとの事だった。
愛丸さんはシーバスGP春の陣にまだエントリーできていないので、何とか今夜シーバスも釣ってもらいたいものだ。
そんな話をしていると、やがて潮が動きだしたので、全員タックルの準備をし始める。
するとそこへ突然小型漁船がやってきて、ポイントのド真中にアンカーを放り込んで何やら作業をし始めた。
がびーん
終わった・・・
これではこの場所での釣りは不可能だ。
前日はここでみっちーさんが何本かのシーバスを釣ったとの事だったので、愛丸さんに釣ってもらえるものと期待していたのだが仕方がない。
ここでつかぽんさんとは別れて、宇宙軍3人で別ポイントに行くことにした。
近くで空いているポイントを見つけて、小雨の降る中3人で釣りを開始。
橋の明暗境目を中心に、橋の上流側、下流側、橋の下の影の中と3人で手分けしてチェックいく。
しかしベイトの気配が乏しく、暫くやってみたが全く反応がない。
そこで次は、昨夜愛丸さんがアカメを釣ったポイントに行ってみる事にした。
愛丸アカメポイント
このポイントは河口域で、橋脚などの障害物は全くないオープンエリアである。
流れは下流に向かってしっかりいい感じで流れている。
ここで開始早々ガムさんがレアフォースで50cmクラスのシーバスをゲット。
ボラも時々跳ねていて期待が高まる。
3人で護岸をウロウロしながらキャストを続けるが、後が続かない。
諦めかけた頃にガムさんに再びアタリ!
しかしこれはショートバイトで終わってしまったようだ。
この間、愛丸さんと自分には全くアタリがない。
ガムさんは地元の人が渋いと言っている状況の中で、何本もシーバスを釣っている。
やはりこの男にはかなわないのか・・・
ここで時間は0時過ぎ
アタリもないし、腹も減ってきたので移動がてら休憩タイムにした。
3人で深夜にチキン南蛮弁当をたいらげて充電完了!
休憩を終えて外に出ると、雨は本降りになっていたが、次なるポイントを求めて高知市内を移動する。
向かったのは高知市内を流れる川。
ここでガムさんが橋の下の明暗境目でシーバスのライズを発見。
ライズの出方からして、小型のシーバスのようだが、早速タックルを準備してやってみる。
ここらで何とか愛丸さんにシーバスを2本釣ってもらって、シーバスGPにエントリーしてもらいたいところだ。
ところが当の愛丸さんは遠慮がちに橋脚から離れた暗い場所でルアーを投げ始め、既にシーバスを何本も釣っているガムがボイルのある明暗境目を撃ち始めた。
これこれ違うやろ(笑)
「愛丸さん、こっちこっち」
愛丸さんを呼んで、ボイルが出ている橋の下の明暗境目に投げてもらうが、いきなり橋の欄干を釣る愛丸さん(笑)
そうこうしているうちに、ガムがまた40cmクラスながらシーバスを釣りやがった。
腕の差もさることながら、なぜこの3日間でガムさんばかりにシーバスが釣れるのか少し分かった気がした(笑)
狭いポイントなので、橋の下の明かり周辺はガムさんと愛丸さんに攻めてもらい、自分は最初に愛丸さんが投げていた上流側のポイントでやってみる。
足場は水面から高かったので、ビーフリーズ78sで水を噛ませながらルアーを引いてみるが反応はない。
先ほどガムさんが釣ったルアーはアイマKomomo SF-95だったが自分は同じルアーは持っていない。
そこで手持ちのルアーの中からSasuke SS-95にルアーチェンジ。
先ほどと同じように、キャストして流れを横切るように引いていると、ゴンッとアタリがあった。
ヒットー(愛丸さんゴメンネ)
ドラグは強めに締めてあったのでゴリ巻きで足元まで寄せてくる。
それほど大きなシーバスではないようだが、高い足場までゴボウ抜きできるようなサイズでもないようだ。
ガムさんが玉網を持っていたので、タモ入れを頼む。
ガムさんがタモを伸ばすと、ギリギリ水面に届く高さだ。
結構なトルクで横に走る魚を強引に浮かせてタモに誘導しようとしたとき、魚の全身が水面上に跳び上がって魚体が見えた。
違う! シーバスではない!
えらい体高がある!
まさか・・・ ヤツか? そうなのか?
暴れる魚を高い足場から半ば強引に誘導し、ガムさんの差し出した玉網に無事に魚が収まった。
やった
やっと釣れた
何度か高知に来たのにシーバスを釣ってなかったが、まさかここでこいつが釣れるとは思ってもいなかった
サイズは大型ではないが、この際そんな事は問題ではない
深夜に高知まで来て雨の中コイツを釣った事に意味があるのだ
タモ入れしてくれたガムさんも大笑いしいる
昨夜アカメを釣った愛丸さんも笑っている
そして誰より、釣った自分が笑いが止まらなくなってしまった
どこかで見たような展開だが(笑) 今回も登場して頂きましょう
どど〜ん
アカメです!
違う!これじゃねぇ! これは去年の写真だ!
同じネタを2度も使うんじゃねぇ! バキッ!!( -_-)=○()゜O゜)アウッ!
はい、スイマセン・・・
最近ネタ不足だったもので・・・つい・・・
それでは改めて今回のネタに登場して頂きましょう
ぱんぱかぱ〜ん♪
釣れちゃった(´▽`)
ホントに釣れちゃった♪
今度は前から
うーん、かっこええ
さらに後ろから
感動っす
さて、気になるサイズは?
もし昨夜の愛丸さんの51cmを超えていれば、愛丸さんの宇宙記録はホームページに掲載される前に消えてしまうのだ。
で、メジャーを当ててみると・・・
54cm宇宙記録更新(爆)
す・すまぬ愛丸
しかし、こんな事があるのだろうか。
幻であるはずの魚が2夜連続で出るとは。
しかも釣ったのが愛丸としまっ(笑)
ありえん、どー考えてもありえんだろ。
写真撮影で時間をかけてしまったので、じっくり蘇生
紅い瞳を輝かせながら無事に帰って行った。 ありがとう!
見たか!これぞ宇宙の奇跡、宇宙の神秘なのじゃ〜(爆)