深夜釣行 > 釣行記 > 2008/ 4/ 2

続・エイプリルフールランカーシーバス


※この釣行記は前日の釣行記の続編です。
 先にエイプリルフールランカーシーバスをお読み下さいませ。







忙しい方のために前回のあらすじ
昨年、一昨年と2年連続で4月1日(エイプリルフール)にランカーシーバスをバラシて悔しい思いをした。
しかも2回とも同じ場所で同じルアー、そしてヒットポイントも同じだったのだ。
そこで今年も4月1日に同じ場所へ行って同じルアーを投げてみた(アホ)
しかし昨年とは潮位などの条件が違っていたせいか、ランカーどころかアタリすらなかった(アタリマエ)
また来年の4月1日に再チャレンジするしかないのか・・・




以下、「続・エイプリルフールランカーシーバス」本編です


昨夜は3年目の挑戦となるエイプリルフールランカーシーバスで空振りに終わった。
帰宅してからその釣行記を書きながら過去のタイドグラフを見ていて、ある重大な事に気付いた。

そういえば昨年も一昨年もランカーシーバスをバラシたのは午前0時をまわっていたような・・・

という事は・・・
ランカーがヒットしたのは4月1日ではなくて、正確には4月2日という事になるではないか!

だったら明日も行くしかないだろ(←アホ)

シーバスがカレンダー通りに動くことなどない事は百も承知だが、この事に気づいてしまった以上行くしかないのである。

という事で、2008年4月2日、性懲りもなく同じポイントに午後9時にに来てみた。

昨夜と同じく満潮から下げ始めたタイミングで、潮はゆっくりと川の下流に向かって流れている。
昨夜は長潮だったが、今日は若潮という事で、潮位は昨日より若干高いようだ。

セレクトしたルアーはもちろんワンダースリム70。
なぜなら昨年も一昨年もこのルアーでランカーを掛けているのだ。(バラシたけど)
カラーも同じレッドヘッドシルバーである。

早速同じ立ち位置から同じように橋と並行にキャストし、流れに乗せて橋の下の影の中にルアーを流し込みながら引いてくる。。

1投目・・・無反応

2投目・・・無反応

やっぱりダメか、そりゃそうだな

3投目・・・性懲りもなくまた同じコースにルアーを通す。
完全に諦めモードだったが、ルアーが橋脚に差し掛かったところでグイッと重くなった。

あれ?橋脚に引っかかったか?
と思った次の瞬間、橋脚の向こう側で激しいエラ洗い!

え?マジ??

慌ててアワセを入れてファイト開始。
橋脚にラインが擦れないように強引に寄せてくる。
2度3度とエラ洗いを繰り返して激しく抵抗しているが、フッキングの感触はしっかりしていた。
獲れる!3年目にしてやっと・・・
じっくり弱らせて無事ランディング成功。

  
      3年目にしてやっと獲れた


そして気になるサイズは

  
                  76cm


一昨年(2006年)のエイプリルフールシーバスは手前まで寄せて姿を見てからバラシたが、80cm以上のランカーだったと確信している。
昨年(2007年)のエイプリルフールシーバスも、その暴力的なファーストランから、やはりランカーサイズだと思っている。
そして今釣れたシーバスは76cm、これは・・・ランカーとは・・・呼べない・・・
とはいえ十分立派なサイズである。
過去にバラシたサイズではないものの、これが出れば上等だ。

このシーバスをリリースして煙草を一服。
うーん至福♪

そしてシーバスがヒットしたポイントを眺めていると、橋の明暗境目で何やらベイトが怪しい動きを見せている。
橋の街灯で照らされた水面では怪しげなモジリも時々出ている。
これは・・・もしかしたらまだいけるのか?
とはいえそう広くはないポイントで激しいやりとりをしてしまったので場荒れさせてしまっている心配はある。
半信半疑で同じコースに同じワンダースリム70を通してみると、今度は橋脚を過ぎたところでヒット!
これもいい型っぽい。
じっくりとやりとりして弱らせ、浮いてきたところで玉網を伸ばす。
ところが玉網を近づけた時に魚が走って、玉網の外側底付近にルアーが引っかかってしまった。
ヤバイ! ピ〜ンチ(焦)
慌てて玉網を裏にひっくり返し、何とか網の中に魚を入れることに成功した(ホッ)
改めて魚を見ると、これはいったか?
ドキドキしながらメジャーを当てる。

  
                  84cm

まさか本当にランカーが釣れるとは、嘘のような話だが今日はエイプリルフールではなく4月2日である(笑)


  
         セルフタイマーでブツ持ち記念写真♪

この魚をリリースし終えても、あまりに出来すぎた結果のせいか興奮で手が震えていた。。



これで十分満足なのだが、もしかしたらまだ出るかもしれない。
同じようにワンダースリムを投げようとしたが、いつの間にかフロントフックが無くなっていた。
何で? スプリットリングが伸びている訳でもないのに不思議だ。

仕方ないのでルアーチェンジ。
今度は明暗境目の明るい側を引いてみると、足下から5m程の距離のところで影の中からシーバスが飛び出してきた!
ヒット〜♪
しかしこれは明らかにサイズダウン。

  
                    64cm


そしてヒットルアーは

  
    NyoroNyoro10.5cm改 (あしゅら腹、糸巻きバージョン

掲示板でバカにされた改造ルアーだったけど、ちゃんと釣れたのでOKでしょう♪

この後ショートバイトが一回あったけど、潮が下げてきてモジリも見えなくなった午後10時に納竿とした。



しかし2年連続で同じ日に同じ場所でランカーをバラシたという、ただそれだけの理由で出撃した今回の釣行。
正直言ってエイプリルフールシーバスなんてネタのつもりだったので、まさか本当にランカーが出るとは夢にも思わなかった。

こんな事ってあるんや・・・




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