深夜釣行 > 釣行記 > 2008/ 4/ 1
エイプリルフールランカーシーバス
今を去ることちょうど2年前の2006年4月1日
いつもと変わらぬ釣れないランガンの果てに、とある川の橋の下に辿り着いた。
時間も遅いし今日はここで最後にしよう・・・
適当にルアーローテーションしながら橋の下、明暗境目、橋脚際、壁際と一通り攻めてみるが反応はない。
最後にルアーをワンダースリム70にチェンジして橋と並行にキャストした。
満潮から下げ始めの下流に向かう流れに乗せて、ルアーを橋の下に流し込みながらスローリトリーブする。
そしてルアーがちょうど橋脚際をかすめた時だった。
ほとんど諦めムードだったが突然のヒット!
重々しいエラ洗いと強烈な引きから大型シーバスであることはすぐに確信できた。
右へ左へと走られてなかなか寄せることができない。
一進一退の攻防の末、ついに魚体が確認できるところまで寄せてきた。
デカイ!
足下の水中にユラリと姿を現したシーバスは今まで見た事のない大きさだった。(当時の自己記録は76cm)
しかしヤツはまだ力を残していた。
そこからまたドラグを鳴らして橋の下へ突っ込んでいく。
そしてまだ水中でヘッドシェイク!
その時手元に嫌な感触が伝わってきた。
フックが片方外れたか、フッキング位置がズレたか、そんな感触だった。
いずれにしても掛かっているフックは1本、しかもフッキングの状態はあまり良くないようだ。
ナムサン! バレるなよ・・・
何とかもう一度足元まで寄せようとしたその時、無情にもフックアウト。
しばらく茫然と立ち尽くした事を、あれから2年たった今でも鮮明に覚えている。
それから1年が経った昨年(2007年)の4月1日
この日は満潮前からガムさんと2人でバチ抜けシーバスを楽しんだ。
77cmの良型を含む3本のシーバスが釣れて気分は上々♪
その日は満足だったのでガムさんと別れてそのまま帰ろうかとも思ったが、ふと1年前の事を思い出した。
そこでちょっとだけと思いそのポイントに立ち寄ってみた。
忘れもしない1年前の4月1日のランカーバラシポイント。
潮もあの時と同じ満潮からの下げ始めで下流に向かっていい感じで流れている。
1年前と同じ位置に立ち
1年前と同じワンダースリム70をつけて
1年前と同じ角度でルアーを投げ
1年前と同じコースを通し
1年前と同じ橋脚際に差し掛かったその時
1年前と同じようにヒット!
一気にドラグを出されて下流側へ走られた。
ジィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
デカイ! 止まらない! マジデカイ!
ジィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・ポロッ(涙)
進歩ねぇ _| ̄|○
ワンダースリム70のフックの先にはシーバスの小さなウロコが残っていた。
どうやら頭あたりにチョコンと掛かっていたようだ。
無念!
という事で、来年のエイプリルフールに再チャレンジするのじゃ〜!というアホな誓いを立てた1年前だった。
そして1年が過ぎ、ついに迎えた2008年4月1日
しかしタイドグラフをチェックすると、この日は長潮で満潮潮位も200cmと低い。
当日のタイドグラフ
2年前は中潮初日で満潮潮位300cm、そして昨年の4月1日大潮で満潮潮位270cmだったのだ。
過去2年と比べると条件が明らかに違う。
4月1日に限らず、この川でシーバスが釣れたのは200cm以上の潮位で、アタリが多いのは240cm以上の潮位だ。
これだけ条件が違えば厳しい事は分かっていたが、1年前から決めていた事なので止めるわけにはいかない(笑)
仕事を早く切り上げて下げ始めとなる午後8時過ぎにそのポイントに到着した。
やはり潮位が低く潮も比較的澄んでいるので、うっすらと底が見えている。
そして橋の明かりの下ではフグが数匹のんびりと泳いでいるのが見える。
水面にはボラらしき波紋も時々出ているので生命感はある。
1年前と同じ位置に立ち
1年前と同じワンダースリム70をつけて
1年前と同じ角度でルアーを投げる
1年前と同じコースを通し
1年前と同じ橋脚際に差し掛かったその時
・
・
・
なにも起こらなかった・・・(あたりまえじゃ)
それでも諦めきれずに橋の下の影の中にワンダーを通していくと、コンッと小さなアタリがあった。
ゴミではない、明らかに生命反応である。
やっぱりおるやんランカーシーバス!
おそらくはフグが突きに来たかボラに当たっただけだが、エイプリルフールシーバスが居ることを無理やり信じて周囲をしつこく攻めてみるが、その後は全く反応なし。
潮位がさらに下がってきた午後9時前に納竿とした。
こうなったら・・・
来年のタイドグラフをチェック(爆)
来年エイプリルフールのタイドグラフ
いける! ( ̄ー+ ̄)キラーン
2009年4月1日 午前4時にリベンジじゃ〜(平日ですが何か?)