重見典宏と遊ぼうエギングパーティー3
(プラクティス編)
最初に今回の同行者を紹介します。
ある時は大物ヒラスズキを求めて荒磯を駆け巡り
またある時はディープジギングで大型回遊魚と勝負
エギングでもJINGOのアドバイザリースタッフとして同社のエギを自在に操り四国各地でアオリイカを狩り
地元庵治の海でもシーバス・メバル・アオリイカを爆釣
あらゆるジャンルのソルトルアーフィッシングに精通するエキスパートアングラー WARA王
ボトムの釣りなら俺に任せろ
素早く海底の地形を把握し底に潜むターゲットをピンポイントで狙い打つ能力にはプロも舌を巻くという
70Kgオーバーのイシナギは今も語り継がれる伝説だ。
あのWARA王をして「底の事ならKAZUくんに訊け」とまで言わしめたボトム際の魔術師 KAZUくん
若い力と熱いハートでアオリイカを追い続ける新進気鋭のアングラー
その探究心と行動力はベテランアングラーをも脅かす存在
エギングのみならずメバルにも情熱を傾け、毎週のように不眠不休の遠征釣行を繰り返す
アオリイカに人生を狂わされたジャンキーアングラー AJIくん
ソルトルアー暦2年半だが、その間に提供したネタは数知れず
普通に釣りしててもなぜか笑いモノにされてしまうという不憫な釣り人生を爆走中(涙)
深夜釣行の管理人 SIMAくん(自分)
以上4名で3月12日に行われるエギング大会に参戦した。
今回は前日に現地入りして入念なプラを行い本番に臨もうという本気モードだ。
大会会場は宿毛だが、本命エリアは愛媛県南西部に狙いを定めた。
WARA王らは毎週のようにコチラ方面に遠征しているので、ポイントにも精通している。
前日プラで丸一日かけてこのエリアをランガンし、本命ポイントを絞り込んで行く作戦だ。
3月10日金曜日の深夜、まずは西海に入った。
2月の釣行ではヒラスズキを釣った思い出の地だ。
まずは某漁港に入り、全員でアオリイカの反応をチェックする。
暗闇の防波堤にWARA王らのエギングロッドの風切り音が響く。
この時SIMAくん(自分)は久々のエギングで、しかも慣れないナイトエギングに戸惑っていた。
暗いし潮は速いし、自分のエギの位置さえ把握できず、ただ闇雲にシャクっていた。
自分が何をやっているのか分からない状態だ。
ヤバイ、早く感覚を取り戻さないと・・・
視覚に頼る事のできないナイトゲームだからこそ、水中の状態をイメージし、エギを操作する感覚が必要なのだ。
しかしその感覚が掴めない。
最初のポイントでは誰にも反応がなく移動となった。
次のポイントでも全員でアオリイカの反応をチェックする。
風はなく波も穏やかで、月明かりでラインもかすかに見える状態だ。
ここで少しづつエギングの感覚が蘇ってきた。
着底は分からないけど、水中でのエギの動きをイメージしながらロッドを操作してみる。
段々とエギの動きのイメージが出来てきたので、次はイカの動きのイメージを重ねていく。
集中集中・・・
中層でシャクっていると、エギの後ろに小型のアオリイカが追ってきたイメージができた。
パ・パンとシャクってフォールさせると、イカはエギに興味を持ってスーッと近づいてくる
しかしエギの手前1mのところでストップしエギを観察している
そんな光景がイメージできてきた。
エギを見切られる前に次のアクションを入れる
フォールさせると再びエギに近づいて来るが、やがて後退してしまう
そこでショートジャークを数回入れてエギを追わせる
ラインテンションをかけながらゆっくりフォールさせるとまたイカが近づいてくる
ここで1回シャクってフリーフォールさせてやる
ついにイカはエギに腕を伸ばし、エギを抱きこんでバック
ここまでイメージして次のシャクリを入れると本当にロッドが曲がった!(驚)
イメージ通りの事が水中で起こっていたかどうかは別として、本当に釣れてしまったのだ。
大きさもイメージ通りの350g
3人を差し置いて1杯目を釣ってしまい、SIMAくんは完全に気をよくしてしまった。
次はデカアオリをイメージしてキロアップするのじゃ〜
ところがこのスケベ心がよくなかったのか、先程の水中イメージが何故か作れない。
何度投げてもシャクっても自分のロッド操作と水中のイメージが重ならない。
せっかく掴んだと思ったエギング感覚なのに、なぜか完全に見失ってしまった(涙)
しかしこういったイメージがいつも出来るようになればレベルアップできるはずだ。
そういう意味では今後に繋がる1杯だったと思う。
そしてその後は誰にもアタリがないので次のポイントに移動となった。
3番目に入ったポイント
ここでドラマは起こった!
まずはWARA王がロッドを曲げる。
WARA王 JINGO SQ-EAGYで約400gをゲット
AJIくんも負けじと同サイズをGET!
さらにWARA王が同サイズを追加すると、AJIくんも2杯目GET
2人で4杯のアオリイカを次々と水揚げした。
この間、SIMAくん(自分)にはアタリが来ない。
水中のイメージもイマイチ作りきれない。
「よっしゃ来た〜」
ここでこれまで沈黙を守っていたKAZUくんのロッドが大きく曲がった!
これで全員安打達成だ
ロッドの曲がりと逆転するドラグから、大物である事は明らかだ。
グイグイロッドを絞め込まれながらも、少しずつ間合いを詰めていくKAZUくん。
他の3人もこの攻防をじっと見守る
大物を浮かせにかかるKAZUくん
そして遂に大物を足下まで浮かせた!
WARA王がギャフを掛ける
モンゴじゃ〜(爆)
この目つき この色 この姿 怖過ぎ〜
もう最高♪ 完全に1キロ超えてます
さすが!ボトムを釣らせたら天下一品という看板に偽りなし!
砂地のボトムから大物を引きずり出した。
恐るべし・・・・
これで終らないのがボトムの魔術師KAZUくんだ。
続けざまにヒット!
そしてまたもや大きくロッドを曲げるKAZUくん
まさか・・・
クルクル回りながら浮いてきました〜(爆)
防波堤が黒く染まってゆく・・・
完全にパターンを掴んだか。
そして、遂に完成
もんご3兄弟
モンゴ♪モンゴ♪モンゴ♪モンゴ♪ モンゴ3兄弟♪
一番上が長男・長男♪
一番下が三男・三男♪
間に挟まれ次男・次男♪
モンゴ3兄弟♪
ここまでくれば他の3人もアオリイカに集中できない。
アオリのアタリも止まっているし、こんなデカモンゴが釣れるなら狙わない手はない。
KAZUくんが3兄弟を連発させた防波堤外向きのポイントを譲ってもらって、3人でいっせいに底を攻める(爆)
エギングパーティーのターゲットは勿論アオリイカなのだが、完全にモンゴスイッチが入ってしまった(笑)
しかし・・・誰にも釣れませんから〜
他の人には釣れない底物ターゲットを連発させるというKAZU伝説は本当だった。
恐るべしボトム際の魔術師
それでも何とか一杯だそうと(モンゴを)底をしつこく攻め続ける3人
ズル引きもロングステイも試したけれど釣れない。
一体どうやって釣るのだ?
3人にポイントを奪われ、港内向きでエギをシャクっていたKAZUくんほうを見ると・・・
いつの間にやら四男誕生(爆)
もぉええ、もぉええって!
あまりの事に笑いが止まらず、もはやこの場所での釣りは不可能になってしまった。
水汲みバケツで海水を汲み上げ、スミで真っ黒になった防波堤を洗い流してから次のポイントへと移動。
この後、周辺のポイントを何ヶ所か叩くもイカの反応はなかった(らしい)
モンゴに憑かれたKAZUくんと、笑い疲れたSIMAくんは車の中で寝てました
そして、大会前日の夜が明けた。
大会は午前中勝負なので、これからのプラで大会本命ポイントを絞り込むのだ。
つづく