深夜釣行 > 釣行記 > 2009/ 9/20

第3回アカメ釣り大会参戦記



2009年7月21日
第3回アカメ釣り大会の日程が発表された。
今年は9月20日・21日の両日、シルバーウィーク5連休中の開催だ。
昨年の第2回大会で運よく釣れたからと言って今回も釣れるとは決して思わないが、夢を追い求める大会はとても魅力的なイベントなので是非参加したい。
そして参加するからには、できる事は全てやり尽くして臨みたい。
釣れなくても「やり切った」という充実感だけは残して終わりたい。
そんなこんなで、この日から本番に向けた準備が始まった。



2009年8月14日
お盆休みのこの日は、家族サービスを兼ねて高知へGO!
お昼ご飯は種崎千松公園キャンプ場にキャンプ用テーブルを出して、市内のサニーマートで買ったお惣菜弁当を食べさせる。
嫁と子どもがお弁当を食べている隙に、おとーさんは浦戸大橋周辺を探索。
そして昼食後、嫁と子どもがイオンでお買い物をしている隙に地元ショップ(フィッシングハヤシ)で情報収集・・・のつもりがダベって終了(^^;
そして夕食後、嫁と子どもが疲れて車内で寝ている隙に3時間以上かけて浦戸湾内の港湾と各河川をチェックしてまわり、帰宅したのは午前1時過ぎだった(爆)
全然家族サービスになってねーよ・・・
でもおかげで、なんとなく良さそうに見えるポイントを何ヶ所か目星をつけることができた。



2009年8月20日
この日はお仕事で高知へ出張。
一人で新規飛び込み営業だったので、昼休みの1時間を利用して河口部を何ヶ所かチェックした。
昼間にじっくり観察する事は今まで少なかったし、この日は丁度お昼がド干潮だったので、いままで気付かなかった地形変化などを見ることができた。



2009年8月22日
通販で注文していたアロウズのレアフォース2個が自宅に届いた。


これを自宅の神棚に祀ってアカメ必釣を祈願する

今年はアカメに対して抜群の実績を誇るアロウズのルアーをメインに使用するつもりだ。
アカメに使うにはフックを大きくしてサスペンドかスローシンキング仕様にするのが良いらしい。
しかし、はて? どの大きさのフックをつければどのくらい沈むのだ??
何種類かフックを買ってきて自分で実験するという手もあるが、面倒なのでこんな時はあの人に電話して聞いちゃえ!
あの人とは・・・

アロウズの橋本社長(爆)

レアフォースについて教えてもらうのに、これ以上の人は居ません(キッパリ)

橋本さんに電話すると、フックの選び方からウェイトチューンの方法、ルアーの使い方やアカメの習性まで懇切丁寧に教えてくれた(感謝)
そして本番2週間前に予定しているプラクティスで試してみますという話をしていると。
橋本「よかったら一緒にプラ行きましょうか?」
えっ? 一瞬わが耳を疑うような願ってもないお言葉・・・
しまっ「ほんまですか!? 是非お願いします!」
アカメ釣りに精通する橋本社長と一緒にプラなんて夢のようだ。



2009年9月5日(土)
楽しみにしていた本番2週間前のプラクティスの日がやってきた。
2週間前という事は本番当日とほぼ同じ潮まわりである。
8月の二度の下見では、とにかくいろいろな場所を見てまわるだけで実際に釣りをしてはいなかった。
今回のプラクティスではフィールドを「見る」だけでなく、実際に釣りをして「感じる」ことが目的だ。
それに何といってもアロウズの橋本さんが同行してくれているので心強い。
夕方明るいうちから現地入りし、下見で自分が目を付けていた各河川の河口周りのポイントに加えて、橋本さんのポイントを何ヶ所か徹夜でラン&ガンした。


しかしこの日は2人ともノーバイト。

当然と言えば当然だが、実績ポイントといえども複数の条件がうまく揃わないと魚は入らないようだ。
しかしアカメについて色々教えてもらえたし、当日のプランも何となく見えてきた。
橋本社長、ありがとうございました!



2009年9月19日
この日は本番当日に同行予定のさっしーさんと2人で、大会での必釣祈願のためこんぴら参りだ。


785段の石段を上がり、こんぴらさん本宮で2人とも賽銭箱に千円ずつ入れて必釣を祈願。
さらに念には念を入れて、今回は1368段の奥の院までお参りをした。


これで本番に備えた準備は完璧だぜ♪



2009年9月20日
いよいよ本番当日がやってきた。
本日のパートナーは最近絶好調のさっしーさん。
午後1時からのアカメフォーラムにも参加する予定だったので、午前中に出発し昼過ぎには2人で高知入りした。
まずはおなじみ「くいしんぼ如月」で腹ごしらえをしてからフォーラム会場に入る。


フォーラムではアカメの国の長野さん、JGFAの松浦さん、高知大学の町田教授らから、アカメの現状や発見、タグ&リリースの方法や意義についての講演があり、とても興味深い内容だった。

フォーラム終了後はいよいよ大会の開始だ。
さっしーさんと2人で、まずは浦戸湾南寄りの港湾部をまわってみる事にした。
1ヶ所目のポイントは残念ながら攻められるような条件ではなかったのでスルー。
2ヶ所目のポイントでは、ベイトが多すぎず少なすぎずイイ感じに入っているように見えたので、ここからスタートする事にした。
明るいうちは水面の所々で跳ねていた程度だったベイトが、薄暗くなるのとともに浮いてきて水面がザワつき始めた。
これは可能性あるかも、という事で2人でルアーを投げ続けたが、アタリのないまま時間は過ぎていく。
結局ここで4時間近く粘ってノーバイト。
やがてベイトの気配もなくなってきたし、腹っも減ったのでこの場所に見切りをつけた。
しかし大会はまだ始まったばかりだ。
まだまだ諦めてはいない。

またもや「くいんしんぼ如月」でチキンナンバン弁当を食べて充電完了。

次は各河川の河口部を見て回って状況の良さそうなポイントに入ってみる作戦だ。
とはいえ今日は大会が開催されているうえ、シルバーウィークの連休ド真ん中。
それなりに釣り人も多く、入ることができるポイントがあるのかどうかが心配だ。
5月のゴールデンウィークにアカメラッシュになったポイントなんかは人がいっぱいに違いない。
GW明けの週末に自分が行った時にも、ポイントに10人以上がズラリと並ぶ状態になっていたのだ。
今回は一体どれほどの人数が入っているのかな?と興味本位で見に行くと・・・
あれれ?
予想に反して車が1台しか停まっていないし、人影もまばらだ。
なんでだろ? もう潮位もいい感じになってるのに・・・最近は釣れていないのかな??
さっしーさんと顔を見合せて首をひねったが、これならポイントに入れそうという事でここでやってみることにした。
タックルを準備してポイントに入ってみると、先ほど停まっていた車は東京のtottiさんYoheiさんらだった。

そして程なくして、そのtottiさんが・・・・



2大会連続アカメGet!(凄っ)


続いてYoheiさんも・・・


ナイスサイズのアカメをGet!

すごい!アカメ2連発!


この吉報に駆け付けた大会スタッフやHAMAさんらが、祝福とともにフラッシュの嵐を浴びせる。


こっちもテンション上げてロッドを振っていると、突然後ろから
「しまっさんですか?」
と誰かが声を掛けてきた。
誰かと思えばおがちゃんでした。

そしてなんとそのおがちゃんも・・・

アカメをGet!
(写真がありません、ゴメンナサイ)

凄いぜ高知、アカメ3連発!
しかしここで干潮の潮止まりを迎え、誰にもアタリがない時間が過ぎていく。
そしてやっと上げの潮がジワジワと動き始めた時、隣にいたさっしーさんが吠えた!
ロッドは大きく曲がり、時折ドラグから勢いよくラインが出て行く。
これもアカメ間違いなし! しかもいい型っぽい。

みんなが見守る中、浅瀬にズリ上げたアカメをオーシャングリップで掴んだ瞬間
「よっしゃー!」
何かから解放されたかのようなさっしーさんの叫びが夜の川面に響いた。


アカメをストリンガーに掛けた後の、さっしーさんの「手が震えよる」という言葉には痺れた。


そしてはちきれんばかりの笑顔!

そう、おそらく多くの釣り人が求めているのはその感覚なんだと思う。
震えが止まらなくなるような喜びと感激と興奮をもたらしてくれるのが釣りなのだ。


この後このポイントでは時合い終了。
みんなでまたくいんしんぼ如月に行き、お弁当を食べながら談笑。

その後またフィールドに出てちょっとがんばってみたが、そのまま朝を迎えた。

車中でちょっとだけ仮眠をとって、朝8時からは表彰式だ。


2位入賞で賞品を受け取るさっしーさん。おめでとう!


Yoheiさんも3位入賞(祝)


大会スタッフと入賞者


そして自分はチャリティーオークションでルアーを落札
(これで千円チョイは激安です)


じゃんけん大会の戦利品


昨年に続いて今回も参戦したアカメ釣り大会。
自分は2大会連続アカメゲットとはいかなかったが、夢を見ながらの準備やプラ、そして本番から表彰式まで本当に楽しかった。

また来年も参加しよ♪

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。


大会公式ブログはコチラ


釣行記目次に戻る