深夜釣行 > 釣行記 > 2008/11/08
由良川シーバス紀行
深夜釣行の掲示板やシーバスGPには各地からいろんな人が遊びに来てくれている。
京都は舞鶴市のぱる爺さんとそのお仲間のトントコさん、やすくんの3人もそんなネットでの仲間だ。
1dayシーバスGPにも毎回参戦してくれているし、この1dayシーバスGPという企画も、実はぱる爺さんの発案で始まった企画だったりするのだ。
舞鶴に遊びに行きたい。
ぱる爺さんたちと一緒に釣りがしたい。
そんな思いだけで計画した今回の舞鶴遠征に乗ってきたのは
ガム
さっしー
愛丸
の3名だった。
このメンバーでの遠征・・・何か(ナニカ?)が起こる予感ムンムンだ(笑)
今回も超常現象が巻き起こるのか?
いよいよ舞鶴遠征へ出発だ!
11月7日金曜日の夜、一行は日本海を目指して出発した。
狙うは由良川のシーバス。
それに昼間は丹後半島でショアジギなんかもやってみる予定だ。
どんな場所でどんな釣りができるのかわからないので、期待とともに荷物も膨らむ(笑)
1BOXカーのサードシートを倒してもこの状態 荷物多すぎ・・・
鳴門で愛丸さんと合流して、淡路島を渡り一路舞鶴へ。
自分はセカンドシートで爆睡・・・気がついたら由良川河口だった.
おお、日本海って意外に近いやん(違)
時間はまだ午前4時
あたりは真っ暗でどこに何があるのかサッパリ分からない。
由良川は夜のお楽しみという事にして、さらに車を丹後半島に向けて走らせた。
自分はまたまた爆睡・・・気がついたら丹後半島先端近くの漁港に到着していた。
時間は朝の6時過ぎ。
夜も明けたことだし、この辺でやってみるかい?ってなノリで車からタックルを降ろす。
何が釣れるか分からないので、各自思い思いのタックルを準備。
ガムさんは「ヒラマサ〜」とか言ってるし、さっしーさんは「この波ならヒラスズキ」とか言っている。
勝手な事を言っているが、ヒラマサが釣れるという事前情報はないし、ヒラスズキに至ってはこの界隈には居ません(キッパリ)
愛丸さんもアピアの新作シーバスロッドBEAST BLAWL 86MLに自慢のリール「エロテート(セルテート愛丸カスタム)」を装着。
ガイドにラインを通していくが・・・
あれ? トップガイドがない・・・
ない・・・・
折れてる〜
まさかポッキーネタを仕込んで来ているとは、流石は奇行師。
朝イチから飛ばし過ぎじゃ〜(爆)
格好のネタゲットに喜ぶ仲間たち(鬼)
強風の中、ヒラマサ〜とか言いながらジグを投げるガムさん
愛丸さんもエロテートを予備ロッドに付け替えて釣りスタート
防波堤には墨跡もたくさんあったので、アオリイカも釣れているようだ。
しかしいかんせん強風なのでエギングはやる気になれない。
1時間ほどジグを投げてみたが、全く反応なし。
小雨も降ってきたので、朝イチの釣りは一旦終了とした。
漁港出口ではニホンザルがお見送り(ケツしか撮らせてくれなかった)
小雨まじりの強風で釣りは厳しい状況だったので、ここからは観光モードに突入だ(笑)
まず訪れたのは伊根町にある「舟屋の町並み」
伊根湾に沿って海辺ぎりぎりに建ち並ぶ約230件の舟屋は、1階が舟の格納庫や漁具などの物置場。
2階が住居となった機能的な建物となっている。
平成17年には、漁村では全国初となる国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。
・・・らしい(以上、伊根町観光協会HPより抜粋)
なるほど、おうちの中に漁船が格納されている
潮の干満差が大潮の日でも40cm程度しかない日本海にあって
なおかつ波の静かな湾内だからこその景観である。
瀬戸内でこんなの建てたら、1日2回床上浸水になっちゃうヨ(笑)
宇宙の裏ターゲットもお出迎え
ガムカメラマンもシャッターを切りまくる
湾内ではアコウやヒラメなんかも釣れるようだ。
そして次に訪れたのは、全国的にも有名な観光名所「天橋立」
天橋立を一望できる展望台(天橋立ビューランド)までリフトで登ることができるらしい。
妙に嬉しそうなガムさん
リフトごときで大はしゃぎの愛丸さん
さっしーさん、そろそろ頂上ですよ
日本三景の一つ、天橋立
とりあえず股覗き
ガムちゃん向きを間違えてないかい?
もうね、4人で子供みたいにはしゃぎまくりの写真撮りまくり♪
釣りに来た事などすっかり吹っ飛んでいる(笑)
さて、今回の旅の目的である観光もできて満足したので(違)
そろそろぱる爺さんと合流して、ポイントの下見をしておきたいところだ。
ぱる爺さんに電話連絡して待ち合わせ場所の相談。
昼前に合流して、まずは昼食を一緒に食べましょうという事になった。
ご当地の旨いモンを楽しむのも、旅の大きな楽しみの一つである。
近くのお食事処を教えてもらって、そこで待ち合わせ。
ぱる爺さんご指定の待ち合わせ場所に到着
この店で間違いなさそうだが、どんな物が食べられるのかなと看板を見ると・・・
ん?
ぱる爺さん、わざとですか?(爆)
さぬきから舞鶴に来てうどんはないやろ!
今回現地ガイドをお願いしているぱる爺さんに対して
小さな不信感が芽生えた瞬間だった(笑)
電話でぱる爺さんに待ち合わせ場所を確認したが、どうやらこの店で間違いなさそうだ。
店には入らず駐車場でぱる爺さんの到着を待つこと30分。
ぱる爺さん颯爽と登場!
初めてお会いすると「爺さん」じゃなくて、オシャレなナイスミドルだった。
ぱる爺さん「電話で手打ちうどんの店で間違いないかと聞かれた時は、ん?と思いましたけど・・・
やはりそういう事でしたか」
はい、そういう事です!(爆)
という事で、ぱる爺さんに讃岐うどんのお土産をお渡しする(笑)
舞鶴のうどんの味がどうこうという事じゃなくて、やはりご当地モノが食べたいじゃない?
ってことで移動!
ぱる爺さん「じゃ舞鶴の海鮮市場がありますからそこへ行きますか!」
はじめからそうして下さい!(笑)ちなみにそこはどんな所ですか?
ぱる爺さん「いや、私も行ったことないんですけどね」
今回現地ガイドをお願いしているぱる爺さんに対して
小さな不信感が少し大きくなった瞬間だった(笑)
初対面の第一印象はオシャレなナイスミドルだったが、だんだん胡散臭いオヤジに見えてきたぞ(笑)
舞鶴港とれとれセンター
やはり若狭湾で水揚げされる魚介類が旨いらしい^^
ぱる爺さんも入ったことがないという店内を物色(笑)
巨大タルイカにおなじみアオリイカ、その他魚介類もいっぱい♪
解禁になったばかりの本物の舞鶴かには一パイ18,000円也
店内には食堂もあるが、市場で買った新鮮な魚介類をその場で調理してもらって持ち出すこともできる。
そこで、食堂ではご飯とみそ汁だけを注文して、おかずは市場内で調達して表に出る。
鯖焼きに各種お刺身、日本海の海の幸はどれも美味
お腹も満足となったところで、夜のシーバス釣りに備えて由良川の各ポイントを下見しておく事にした。
ぱる爺さんの案内と説明で、河口から上流に向けて移動しながら下見をしていく。
まずは再下流の河口から下見スタート。
由良川河口から上流側を撮影 赤鉄橋を渡るタンゴ鉄道の汽車
川幅300m以上・・・広すぎて釣りのイメージが湧かないヨ・・・
河口出口は大きな砂州になっていて、川幅は極端に狭まっているのでその流れ出しの両岸は良さそうだ。
河口のサーフも良いとの事だったが、当日は北風が強く大波のためサーフでの釣りは断念。
じゃあ上流へという事で、ぱる爺さんは次々と大人数でも釣りできそうなポイントを案内してくれる。
どうやらこの日のためにずいぶん時間をかけてポイント探しをしてくれていたようだ。
今回現地ガイドをお願いしているぱる爺さんに対して
小さな不信感を持ってしまった事を反省した瞬間だった(感謝)
上流に行くに従って川幅はせまくはなってくるが、香川と比べるととにかく川がデカイ!
ポイントを見ながらどんどん川を遡っていく。
下流域ではほとんど流れがなかった川も、少しずつ流れが見られるようになってくる。
途中2か所ほど試しに撃ってみるが反応なし
そしてついに河口から10数キロも上流まで来た。
周りは山に囲まれ、中流部では濁っていた川の水もここまで来れば清流である。
ここまで来れば鮎釣りエリア
見ている間にも鮎釣り師が落ち鮎を何匹か掛けた。
この時期のアユ釣りは友釣りではなく、産卵で力尽きて流されてくる鮎を掛けバリを引いて釣る釣り方のようだ。
こんなところまでシーバスが上がってくるのかぱる爺さんに聞いてみた。
ぱる爺さん「私も由良川ではシーバス釣ったこと無いんですけどね。」
「この前やってみたら落ち鮎は掛かってきました」
えっ? 由良川でシーバス釣ったこと無い??
聞いてないよー!(爆)
今回現地ガイドをお願いしているぱる爺さんに対して
消えかけた不信感が一気に増大した瞬間だった(爆)
さてさてどうしたものか。
河口部はとにかく広いうえに変化に乏しく、流れもほとんどないしベイトの気配もなかった。
一方上流部は落ち鮎は掛かってたし、流れもあって瀬や淵などの変化もある。
ガムさんも上流が有望と見たようだ。
完全に淡水域というか清流なので普段のシーバス釣りのイメージとはかけ離れているが
暗くなったらとにかく上流部からやってみようという事になった。
夜の釣りに備えて早めの夕食をとっておく事にした。
ここでぱる爺さんの釣り仲間であるやすくんも合流し、釣り談義に花咲かせながらのお食事タイム。
みんなは「由良川に勝つ」という縁起を担いでカツ丼を注文。
自分は「運を天に任せる」といういつものスタイルなので、天丼を注文した(笑)
そのうち辺りは薄暗くなったので、いよいよ川に降りて実釣開始。
各自ウェーダーをはいて河原に降りて行く。
帰り支度をしている鮎釣り師と入れ替わりで川に入っていく。
清流域での落ち鮎シーバス。
川鱸というよりは、もはや山鱸。
そんな釣りがあることは知識としては知っていても、現場に来てみるとその雰囲気に大きな違和感を覚える。
ホントにこんな所まで海の魚が上がってくるのか?
そんな不信感いっぱいでとにかく釣り開始。
ルアーは落ち鮎を意識してSasukeの14cm(烈波じゃない旧型のやつ)を選んだ。
カラーはイワシカラーだ(それしか持ってないので)
1投目・・・チャラ瀬下の流れのタルミ
異常なし。
2投目・・・岸際の反転流
異常なし。
3投目・・・流芯にアップクロスで投げてそのままほぼノーテンションで流す。
ゴツゴツ
あれ?底の石に当たってる?
そんなに浅くはなかったはずだけど??
グングン
あれ?なんか掛かってる・・・いきなりゴミでも掛けたか?
ドババババ
うわっ!ゴミがエラ洗いした!・・・じゃなくて シーバスじゃ!(驚)
ネオンナイトを目一杯曲げて流芯から魚を引き剥がす。
そのまま後ずさりしながら徐々に浅瀬に誘導。
近くまで寄せてライトで照らすと14cmのSasukeをつっかえ棒のように縦に咥えているのが見えた。
最後はガムさんがボガグリップでランディングしてくれて、無事に由良川シーバスとの初対面となった。
で・でかいですやん
全長87cmは自己2番目の記録。
そして重さでは5.1kgは自己記録だ。
開始早々のビッグな出会いに、もう驚きと感動と興奮とで何が何やら分からない。
みんなに写真を撮ってもらって、興奮冷めやらぬまま魚をしげしげと眺める。
そこに横たわる由良川のシーバスは、首の後ろの筋肉が盛り上がったマッチョな体格で
いつも見る香川のシーバスよりも精悍な顔つきに見えた。
そして魚体が銀ピカで惚れぼれするような立派な魚だ。
こんな所でこんなシーバスに出会えるなんて・・・
ぱる爺さん、疑ってゴメンナサイ!(爆)
そしてありがとう!
ガムさん、さっしーさん、愛丸さんもこれを見て一気にテンションMAXで釣り再開。
上流の離れた場所で釣りしていたぱる爺さんにも駆けつけてくれてガッチリと握手。
ぱる爺さんとやすくんも、この魚が出た事を本当に喜んでくれている様子だった。
そしてもう一人、トントコさんは、まだ来ていなかったが、こちらに向かっているとの事だったので、ぱる爺さんがトントコさんの携帯にメールを送る。
しまっさんが87cmやりました! |
するとトントコさんからの返信メールは
魚類ですか? |
どういう意味やねん!(爆)
どうやら場所が場所だけに、また鳥でも釣ったかと思ったようだ。
まぁ深夜釣行はそういうホームページなんですけどね・・・(^^;
って・・・ちゃうっちゅうねん!
そのトントコさんも現場に駆け付けてくれて、ブツ持ち記念撮影。
左から やすくん、トントコさん、ぱる爺さん 本当にありがとう!
山あいの清流に棲むシーバスに感謝をこめてリリース
その後ポイントを移動しながら数時間。
さっしーさんが河原で迷子になるというハプニングもありつつ、深夜まで全員で2本目を夢見てルアーを投げ続けたが、残念ながらノーバイト。
先ほどの1本は本当に貴重な1本だったようだ。
寒さと前日からの疲れと眠気のため、午前0時過ぎにギブアップとなった。
素晴らしい人と景色と魚に出会えた今回の舞鶴遠征。
最後は由良川のほとりで全員再会を誓い合い、楽しかった舞鶴を後にした。
こんどは是非みんなで四国へ遊びにきて下さい。
その時はみんなで熱烈歓迎!讃岐のホゲリ地獄へご案内します(爆)
こうしてホームページを通じて知り合った人と一緒に釣りできるのは最高の喜びだ。
今回一緒に遠征に来た3人もネットを通じて知り合った大切な仲間なのだ。
これからも新しい出会いがある限りホームページを続けていこうと思う。
途中の淡路SAで力尽きて朝まで爆睡 お疲れ様でした
今回の遠征の様子は下記ブログでもお楽しみ頂けます。
愛丸さんのブログ 奇行師団
ガムさんのブログ Gam’s Fishing
さっしーさんのブログ それ行けっ!シーバスゲーム〜in kagawa〜
さて、次はどこいく?
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