深夜釣行 > 釣行記 > 2006/ 3/ 27

たぶん釣れますよ



3月27日月曜日
仕事が早目に片付いたので、みちくさ釣行へ行く事にした。

まずはタイドグラフをチェック
中潮で満潮は夜10時前
潮は満ち込みに入っている。

次に釣行エリアを検討。
会社帰りのみちくさ釣行なので帰り道に寄る事が出来る坂出・丸亀方面でポイントを考える。
どんな場所を狙うべきか。

 ・ここ数日は雨がなく小春日和が続いている。
 ・川の上流部では釣りが出来るほどまだ潮位は高くない。
 ・前日に坂出・丸亀をチェックした時に、川にはシーバスの姿が見えた。
 ・港湾部ではそろそろマツイカが入ってきてもいい時期だが、前日チェックでは反応がなかった。

色々考えたが、やはり狙いは川という事になるか。


まずは中讃の小河川に来てみた。
時間は午後7時。まだ僅かに薄明るい。
ロッドを出す前に高い場所に立ってフィールドチェック。

水深は1m程度になっている。
水は上流へ向かってゆっくり流れているが、潮はよく澄んでいて底が丸見え状態だ。
ベイトの姿は見えず、水面も静かだった。

少し下流側のカケアガリになっているポイントに移動してスタート。
メガバス110SWを数投したが反応がない。
マッチザベイトを意識したルアーローテーションをしたいところだが、いかんせんそのベイトが見えない。
そこでシーバスは上からは見えないような極小ベイトを食っているという仮説を無理やり立てた。
ベイトが居ないのでシーバスも居ないという仮説も成り立つけど、それではモチベーションが保てない。

とにかく小型のベイトを意識してルアーはワンダースリム70をセット。

護岸際にキャストしてチェック

カケアガリの周辺もチェック

街灯の明かりの周辺もチェック。

すると


足元でヒット!

極小ベイトを食ってくるという読みは当たったのだ。












  
    ただしシーバスも極小です。


移動!
そういえば、前日にこの小河川の上流部をチェックした時もチビしか居ない様子だったっけ。





次に入ったポイントは
港奥の狭いポイントだが、常夜灯と水門とシャローが絡む複合ポイント。
水門をチェックすると、放流ゲートが開いて濁った水が流れ出していた。
さらに沖側では小魚が跳ねている。

チャンス!

いろんなルアーを投げまくるが反応がない。




30分後・・・

何も釣れなかった _| ̄|○






ここで別の場所で釣りをしていたガムさんに連絡する。

ガムさんはこの時既に40cmを1本釣ったとの事だった。

電話で情報交換しながら周辺ポイントをウロウロするが、イマイチ有望ポイントが絞りきれない。

シマ「この前の川へ行ってみん?」
先週2人でホゲったポイントを提案してみた。

ガム「釣れますかねぇ」

シマ「シーバスは居るとは思うけど、でもまた先行者が居るかも・・・。だったら○○川は?」
ガムさんがホームグランドにしている川を訊いてみた。

ガム「あそこはもっと潮位が低い時がいいです。」

シマ「うーん、じゃあもう帰る?」

ガム「そしたら向こうのちっちゃい川に行って見ませんか?」

シマ「そこはやった事ないけど、やった事ある?」

ガム「僕もやった事ないけど、多分釣れますよ」

???やった事ないポイントなのに多分釣れる???
根拠がサッパリ分からない。
根拠は分らないが、確信めいた力強い言葉に導かれて、ともかくその川で落ち合う事にした。




待ち合わせ場所に着くとガムさんは既にロッドを振っている。
状況を聞くと潮は動いているがベイトの気配はないとの事。

近くには照明のある橋があったので、橋の上に行って川を覗き込んでみた。

水深は1mにも満たないうえ、やはり潮が澄んでいて底が丸見え状態だった。
ベイトやシーバスの姿がないかジーッと観察していると、50cmクラスのシーバスらしき魚影がチラリと見えた。

チャンス!

早速タックルを準備して橋のたもとからキャスト開始。

ベイトの姿は見えなかったので、性懲りもなくワンダースリム70をセット。
やはり上から覗いたぐらいでは見えない極小ベイトを食っているという想定だ。



橋の下の明暗境目を中心にスローリトリーブで探っているとPEにバックラッシュ発生(泣)
軽量ルアーをスローに引いていたのと、スプールエッジ一杯までラインを巻いていたのが原因だろう。

グチャグチャになったPEラインを切り捨ててリーダを組み直す。
無事ライントラブルから復旧して橋脚周りを探っていると、
足下の暗がりからシーバスが出てきて反転、再び橋の下へ戻って行くのが見えた。

居た!そこか!

シーバスが戻って行った橋の下の暗部にバックハンドキャストでワンダーを撃ち込む。

ゆっくりとルアーを引いてくる。

ルアーが暗部から出てきたところで一瞬ポーズ。

と同時にシーバスが暗部から飛び出して来てルアーに食い付いた。

ヒットォォ〜

足下で激しくエラ洗いする魚体は目測50cm程度か。

激しくエラ洗いされたが、フックはガッチリ刺さっている様子。

やがておとなしくなったので取り込もうとしたが足場が高い。

水面から足場までの高さは4m程度だが、自分のタモの柄は4.2mしかない。

無理すれば届くかもしれないけど、多分うまく入らない。

それほど大きな魚ではないので抜き上げを試みるがこれも無理っぽい。

横で見ていたガムさんにヘルプを頼む。

シマ「ガムさんのタモの長さは?」

ガム「5mですけど」

シマ「お、お願いします」(汗)

ガムさんにタモ入れしてもらって無事ランディング成功。


  
  このところボウズ釣行が続いていたので小さくても嬉しい1匹


ガムさんは携帯電話でタイドグラフをチェックしていた。
「今9時だから潮位は240cm位ですね」
さすがである
それなりに釣る人はそれなりのデータ収集をしているようだ。

ともかくガムさんの「多分釣れますよ」という言葉を信じてヨカッタ〜^^






シーバスGP2006第2戦
3月7日に釣った50cmと合わせてトータル101cmで何とかリミットメイクを達成した。
一方ガムさんは既に50cm+56cmを釣っているので106cmになっている。

ガム「まだ僕の方がチョット勝ってますね。」( ̄ー ̄)

シマ「フッ、まだまだこれからよ。」( ̄ー ̄)


残り約2ヶ月
何とかリミットは達成したが、上位を目指すにはまだまだサイズが足りない。
なにせトップのnaoさんは既に80UPを2本揃えているのだ。

優勝は難しいとしても上位目指してサイズアップ入れ替えがんばろー!



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