（大会本番）
大会当日の朝を迎えた
車から這い出すと太モモに激しい痛みが走った。
昨日の地磯往復のダメージで筋肉痛になっている。
ＳＩＭＡ 「ＷＡＲＡ王、脚痛くないっすか？」
ＷＡＲＡ王 「別に？」
さすがである。
ヒラスズキを求めて地磯を彷徨うＷＡＲＡ王はあれぐらいの昇り降りは平気なのだろうか。
それとも筋肉痛が１日遅れて来るだけなのか？
とにかくコンビニで食料と飲み物を仕入れて本番に備える。
ここで海や山やのＹＵＫＩ兄さんと合流。
５人になったので、２台の車に分かれて会場入りする事になった。
ＹＵＫＩさんの車にＷＡＲＡ王とＹＵＫＩさんの２人が乗車。
ＷＡＲＡ王がタックル一式をＹＵＫＩさんの車に積み替える。
ＷＡＲＡ王の車には、ＫＡＺＵくん・ＡＪＩくん・ＳＩＭＡくんの３人が乗り込んだ。
会場の片島岸壁に着くと、既に多数の参加者が集結していた。
ＹＵＫＩ兄さん ＷＡＲＡ王 ＪＩＮ隊長
大会ルール説明の後、一斉スタート
ＫＡＺＵくん・ＡＪＩくん・ＳＩＭＡくんの３人はスタート合図とともにスタートダッシュ！
ＡＪＩくんの運転でポイントへと車を走らせた。
他の参加者にポイントを押さえられないよう一目散にダッシュダッシュ
こちらの車にＷＡＲＡ王の弁当と合羽がまだ積んである事など知る由もなかった（爆）
３人が目指したポイントは昨日のプラで最もアオリの反応があった西海某所である。
（モンゴの反応も激しかったけど）
ポイントに着いて車から降りると、冷たい強風が吹き、雨まで降っている。
ＫＡＺＵくんは港外に伸びる防波堤から攻め始めた。
ＡＪＩくんＳＩＭＡくんの２人は向かい風を避けて港内の防波堤から探り始める。
いよいよ大会本番である。
狙うは親アオリのみ！
デカいアオリイカを意識して深みの底付近を重点的に探っていく。
開始して暫くすると、ＳＩＭＡくんのロッドが大きく曲がった！
ＳＩＭＡ「よっしゃ来た〜」
ＡＪＩ 「おっ、デカそうっすね。アオリですか？」
重量感はタップリだが引きはグイーングイーンではなくグイグイグイといった感じだ。
ＳＩＭＡ「いや、多分モンゴ・・・」
ＡＪＩ 「え？アオリとちゃうんですか？ メチャ引いてますよ」
かくして上がってきたのは
モンゴ １．４ｋｇ
やっちまった・・・
しかしモンゴもこのサイズなら釣り応えがある。
アオリを狙っても釣れないなら、モンゴを狙っていればアオリが釣れるかもしれない（根拠ナシ）
同じポイントで底を探ってみると
またしてもＳＩＭＡくんがシャクったロッドが大きく曲がった。
ドスッ
「うし、来た〜」
まるで根掛りでもしたような重量感
グイ・グイ・グイ
確かな生命感がラインを通して伝わってくる。
アオリイカが横抱きしてる事も想定して、強めに追いアワセを入れた。
フッ
あれ？ バレた
エギを回収してみると、カンナの針先にイカの吸盤がついていた。
ＳＩＭＡ「吸盤が釣れました〜」
ＡＪＩ 「何の吸盤ですか？」
ＳＩＭＡ「モンゴやと思うけど・・・」
先程のモンゴと同じヒットパターンだったのでモンゴの吸盤だとは思ったが一応食ってみる。
吸盤を前歯でプチッと噛み潰すと、口の中にイカの味が広がった。
ＳＩＭＡ「うん、モンゴです」
ＡＪＩ 「ええっ！分かるんすか？（・◇・;;）」
ＳＩＭＡ「はい(￣＾￣)」
もやはＳＩＭＡくんにはモンゴの神が降臨していた。
エギのシンカーに糸オモリをグルグル巻いてロングキャスト
追い風も手伝って対岸のブレイク付近まで飛んで行く
数回シャクってロッドを足元に置いた。
必殺メソッド フリーハンドロングステイである。
ＡＪＩ 「置き竿はヤバイんとちゃうんですか？」
「モンゴが来たら持って行かれますよ」
そういえば昔、宿毛で置き竿を持って行かれた人の話も聞いた事があったっけ？
頃合を見はからい、ロッドを拾い上げてシャクると・・・ ドスッ
ＳＩＭＡ「ヒィットォォ〜(￣ー￣)」
ＡＪＩ 「え？マジっすか！（￣□￣;）」
モンゴを確信しているので、ゴリ巻きで寄せてくる。
やがて海中からバレーボール大の物体が青白く光りながらクルクル浮いてきた。
ＳＩＭＡ「ギャフお願いします(￣ー￣)」
２杯目はサイズアップ１．８ｋｇ
ＡＪＩ 「もう１杯釣って３兄弟にせんといかんですねぇ」
ここでＫＡＺＵくんが外側の防波堤から帰ってきた。
どうやら何も釣れなかったらしい。
ここから３人並んで港内を攻めた。
もちろん全員シンカーにオモリを追加してボトム狙い（笑）
ロングステイ１分以上（爆）
完全にモンゴスイッチが入っている。
ドスッ
ＳＩＭＡ「ヒットォ〜〜(￣ー￣)」
ＡＪＩ 「(゜。゜)」
完成！モンゴ３兄弟♪
ＫＡＺＵ師匠〜、僕にも釣れました〜
もう完全にアオリイカの大会である事などフッ飛んでしまっている。
ＡＪＩ 「シマさん、まだモンゴ居ますか？」
ＳＩＭＡ「むむ、まだモンゴの匂いがします。」
ＡＪＩ 「へ？匂うんすか？(゜。゜) じゃそっち投げさせてもらっていいっすか？」
ＡＪＩくんはボトムにエギを着けてラインを張ったまま固まっている。
３分位固まっていただろうか・・・
ＡＪＩ 「よし来た〜（´∇｀）」
モンゴとファイト中のＡＪＩくん
これも１．７ｋｇのビッグサイズ
本命のデカモンゴを釣って満足そうなＡＪＩくん
（なんか間違ってないか？）
ＳＩＭＡくんは３兄弟達成に満足して、タバコを吸いながら２人の釣りを眺めている。
（オマエもなんか間違えてないか？）
２人の釣りを客観的に見ているとエギングというよりはブッ込み釣りに見えてくる。
殆どシャクらず固まっているのだ（爆）
しかし時合が終わったのかモンゴのアタリも止まってしまったので移動する事にした。
残り時間で３ヶ所ほど叩いたが、何にも釣れない。
豆も見えなかったので、宿毛の検量会場へと車を走らせた。
片島岸壁の検量会場に着いたのは午前１１時過ぎ
帰着制限時間は１２時だったため、ほとんどの参加者はまだ帰ってきていない。
大会本部テント前でウロついていると、松っちゃんが帰ってきた。
手にはしっかり大型アオリイカをブラ下げて来ている。
検量結果は１１００ｇと８００ｇ
この厳しい状況の中さすがとしか言いようがない。
せっかくなのでＳＩＭＡくんのイカも測ってもらうことにした
モンゴを検量するコジコジさん
「えーっと、１８５０ｇ あっ、記録しなくていいからね」
あれ？外道賞は？・・・ありませんでした（残念）
ＷＡＲＡ王とＹＵＫＩさんも帰ってきた
ＷＡＲＡ王「俺のおにぎりとカッパ〜」
ＷＡＲＡ王ごめんなさ〜いm(_ _)m
そして表彰式〜 松っちゃん３位おめでとう
さて、表彰式に関係ない我々にとってメインイベントは
お楽しみ抽選会＆ジャンケン大会！
お楽しみ抽選会では高額商品は出なかったが、ジャンケン大会ではエギングロッドが出品された。
最後のジャンケン大会賞品は 高級エギングロッド（スラックジャーク）
ＳＩＭＡくん、ＡＪＩくん、ＫＡＺＵくんは早々に敗退。
ＷＡＲＡ王は順調に勝ち進んでいる。
そして最後の２人になった段階でＷＡＲＡ王が残っていた。
最後のジャンケン勝負
これで重見さんに勝てばスラックジャークはＷＡＲＡ王の物だ。
最初はグー、ジャンケン ホイッ
ＷＡＲＡ王敗退 ＿|￣|○
こうして大会は終った。
我々は海や山やさんで反省会を開いた後、帰路についた。
最後にモンゴ３兄弟の写真でお別れしましょう
左から ＳＩＭＡくん ＡＪＩくん ＫＡＺＵくん
モンゴ３兄弟 チャンチャン♪
お疲れさまでした〜