深夜釣行 > 釣行記 > 2006/ 3/ 7

みちくさ釣行 干潮の河口へ


3月7日、前日は雨が降っていた影響で県内各河川は程よく増水していた。
仕事中に通りかかった西讃の河口堰では、堰を開放して川の水が勢いよく流れ出していた。
これならフナ等の淡水魚が海に流されている可能性は高い。
堰が閉まって潮位が高くなれば、水門前にベイトが溜まりシーバスが上がってくるかもしれない。
チャンス♪
今日は早く仕事を片づけて、みちくさ釣行じゃ〜

しかし、そう都合よく仕事が片付く訳もなく、社内の打ち合わせが終ったのは夜8時半だった。
残りの仕事は明日にしよう!
タイドグラフをチェックしながら作戦を立てる。

今から昼間見た西讃の河口堰までは遠すぎて行けない。
高松でも昨日は雨が降っていたので、やはり川は外せない。
潮順は・・・
小潮で干潮が22時31分(あと2時間)
干潮時の潮位は31cm(低っ)
ヤバイ、早く行かないと川に水がなくなってしまう。

とりあえず一番近い川の河口部を目指してダッシュ!
そしてまずは河口堰をチェック。
堰の下では釣りができる水位はない事は分かっていたので、川の水量だけをチェック。
結構な量の水が堰を超えて流れ落ちていた。
これならいけるかも。

次に下流に向けて川沿いの道を走りながら、ベイトが溜まっていそうな場所を探す。
ところが潮位は既にかなり下がっていて、流れの筋以外は川底が現われている。
とりあえず最下流部の海への出口角まで来てみた。

車から降りて状況を観察する。
ここまで下って来ても川底が出ていて、流れの筋にしか水がない。
しかし手前のミオ筋には何とか釣りができる水位はありそうだ。

風はなく波は穏やかなのでベイトが居ないかどうか見ていると、水面でピチャッと小魚が跳ねた。
居る!ベイトはミオ筋に溜まっている。
時間もないので今日のポイントはここに決定。

急いでスーツの上から防寒着を来て、靴も革靴からスパイクシューズに履き替える。

滑る足下に注意しながら水際まで降りて、まずはトップから攻めてみる。
ポッパー(ラパラ スキッターポップSP7)を装着。
ミオ筋の流れの中にシーバスがいる事を信じてして数投してみたが反応がない。
次にフローティングミノー(コモモ)を装着。
流れの中を探ってみるがこれも反応がない。
この流れの中にシーバスは居ないのか?
ならば河口のさらに沖側のブレイクラインか潮目あたりでベイトを待ち構えているのか?
しかし投げて届く範囲ではなさそうだ。

そこで流れの中にコモモを投入し、リールのベールをオープンにしたまま流してみる。
ルアーが流れに乗って、リールからラインがパラパラと出て行く。
とにかく流せるところまで流してみる作戦だ。
流れは激流という程ではないが、ゆっくりと確実にルアーを沖に運んでくれている様子だった。

60〜70mほど流れたところで、調子よく出ていたラインがほとんど出なくなった。
潮目に当たったか、水深のある場所に出て流が緩んだか、流れがそこでヨレているのか?
とにかく流れていたルアーが流されなくなったという事は、そこに何らかの「変化」があったという事。
何らかの変化があるという事は、そこにシーバスが居る可能性があるという事だ。
ただ単に流れの筋から外れてしまっただけかもしれないけど・・・

リールのベールを戻してリトリーブを開始。
今まで流していた流れに逆らって泳ぐルアーの重さを手元に感じながらゆっくりと巻いてくる。
巻き始めて間もなく竿先がグッと入った。
来た!
アワセを入れると確かな生命感が手元に伝わって来た。
ナイロンラインだったので、ロッドに完全に重さが乗ったところで念のために追い合わせを入れる。
手応えからするとサイズは大した事なさそう。
遠距離でのヒットだったので久々のシーバスの感触をタップリ楽しみながらゆっくりと寄せてくる。
コレよコレ!楽しい〜♪
久し振りの獲物なので慎重にタモ入れして無事取り込んだ。


久々の香川県産シーバスとご対面
昨年11月以来かな(^^;


サイズはともかくとして、久々に釣れた事と自分の作戦が当たってのヒットだった事が嬉しい。

シーバスをリリースした後、追加を求めて再びルアーを流していく。
しかし上手く流れに乗らなかったのか、先程のように調子よくラインが出て行かない。
着水ポイントを変えながら何回か流してみると、やっと沖に向かう流れを掴んでラインが出始めた。
ところが何か様子がおかしい。
どうやらルアーがゴミを拾ってしまったようだ。
一旦回収してまた流すがうまく流れに乗らない。
この釣り方はメチャ効率が悪い!
そうこうしているうちに、潮位はさらに下がって、海側を見ると砂州が現れ始めている。

もう1本欲しかったが、嬉しい1本が出たので今日は終了〜。
明日もやってみようかな♪




え?オチですか?
今回は真面目な釣行記なので、ネタもなければオチはありません。
ゴメンナサイm(_ _)m


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