深夜釣行 > 釣行記 > 2006/ 3/ 1

深夜釣行 宇宙の呪い


3月1日香川県某所でバチ抜けの情報が入ってきた。
※バチ抜け:普段は海底の泥の中で生活しているゴカイ類が、産卵のために水面近くまで大量に泳ぎ出して来る事

情報源はシーバスGP第1戦優勝のnaoさん。
2月28日深夜の満潮前後にはバチ(ゴカイ)を捕食するシーバス爆釣という素敵な状況だったらしい。
情報は熱いうちに撃て!という事で出撃計画を立てた。

ところが当日は朝から本格的に雨が降っていた。
バチ抜けが起こった前夜とは状況が一変している可能性が高い。
雨水が流れ込んで濁っていてもバチ抜けは起こるのか?
雨ならバチは居なくても、河口ではフナ等の淡水ベイトが流れてきているかもしれない。
とにかく行かない事には何も分からないのだ。

家族が寝静まった夜10時30分、こっそり家を抜け出した。
海沿いの道を走りながら、河口を中心にポイントを見てまわる。
雨はすでに止んでいたが、川にはかなり濁り水が入っている。
場所によってはコーヒー牛乳状態だ。
バチ抜けはもちろん見られないうえに、ベイトの気配も全く見つけられない。
何箇所かやってはみたが、全く反応が得られない。

満潮前の時間帯に立ち寄ったポイントで見覚えのある車を発見した。
情報をくれたnaoさんの車だ。
辺りを見ると、naoさんとshinさんが2人でロッドを振っていた。。
さっそく状況を聞くと、ここにはまだ来たばかりだが、naoさんは他の○秘ポイントで既に70クラスを釣ったという。
さすがシーバスGP優勝者。暫く釣りを見学させてもらう事にした。
前夜はここでバチ抜けに遭遇したとの事だが、水面にバチの姿はない。
水面も静かだったが、たまに小さな波紋は起こっているので何かは居るようだ。
しかし僕の目から見ると、シーバスが釣れそうな雰囲気は感じられない。
naoさんとおしゃべりしていると、暗闇からジィィーーーというドラグ音が聞こえた。
見ると少し離れた場所でやっていたshinさんのロッドが曲がっている。
「おっ、やっとるわ」
naoさんがタモを持って駈け寄る。
足元で反転する銀色の魚体は間違いなくシーバスだ。
サイズも目測60cmは越えている。
ドラグを鳴らして激しく抵抗していたが、naoさんの差し出したタモに無事収まった。


さっそく全長を測ると70cmジャスト。

やられた、見学している目の前で70cmを釣られてしまった。

羨ましいが、ここは素直に祝福しよう。


呪呪呪呪


shinさんに宇宙の呪いをかけてから、自分もロッドを車から取り出した。
しかし、短時間とはいえ上級者2人が叩いた後の狭いポイントである。
2人は歩いて少しずつ移動しながらフレッシュポイントを叩いてまわっている。
自分も周辺の怪しそうな場所にルアーを撃ち込んでみるが、全く反応が得られない。

深夜1時、これ以上この場所で粘っても釣れそうにない。
明日も仕事なのでそろそろ撤収時間だ。
2人にその後の状況を聞くと、naoさんが1本バラシたとの事。
先程シーバスを釣ったshinさんは、外道を釣ったとの事。


その外道とは、でっかい食用ガエル(爆)

シンキングミノーで食用ガエルが釣れるのか!?
いやそれ以前にこの寒い時期にカエルが泳いでいるものなのか?
残念ながら写真を撮らずにリリースしたらしいが、是非とも写真が欲しかった(笑)。




フロッグハンターshinさんへ
暫くは色モノ外道に憑かれるはずです(断言)
今度はカエルでもカメでもヘビでもいいので、釣れたら写真を撮って送ってきてください。
それまで宇宙の呪いは解けません( ̄ー ̄)


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