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SRS杯2005釣行記


2005年7月23日(土)〜24日(日)
昨年に引き続き、今年もSRS杯に参加してきました。
SRS杯は高知のヒロシエさんが主宰するチーム[SRS:Slow RetrieverS ]が毎年夏に開催しているエギング(餌木によるアオリイカ釣り)大会です。
イカ釣り大会だけでなく、前夜祭のBBQ・海水浴・海岸清掃などもあり、ファミリー参加者も楽しめるイベントになっています。
ウチは子供2人と、不参加を表明した嫁の代わりにジジババまで一緒です。
宇宙軍からは池内ファミリーも参加となりました。


土曜日

車に釣り道具一式の他、テント・花火・浮き輪・スイカ等を満載して昼前に香川県を出発。
会場の海水浴場に着いたのが午後2時頃。
前夜祭の始まる夕方まで、子供と海水浴をしたりテントを設営したりして過ごしました。
夕方からSRSのメンバーが次々に集合し、テントやイスやBBQコンロを並べて前夜祭が始まります。

前夜祭のメニュー
・各種焼肉
・おにぎり
・ビール(僕は下戸なので飲めませんが)
・天然ウナギ蒲焼(釣って来て白焼きして冷凍ストックしていたそうです)
・バンビちゃん(シカ肉、初めて食べたけど美味でした)
・花火(子供)
・海水浴(夜の海に浮いてイカの気持ちになるそうです。暗いのでフリチン推奨)
・近くの河口でヒラセイゴ釣り (にわか雨のため今回は断念)

深夜まで楽しい時間が続きました。




日曜日

午前5時前、携帯のアラーム音で目を覚まし、テントから這いずり出した。
車で寝ていたメンバーも次々に起きてきて、いよいよSRS杯2005エギング大会の始まり〜。
宇宙人2名はUFO(車)を家族に寝床として占拠されていたし、周辺の土地勘もないので、SRSのしょうさんに同乗させてもらう事に。
昨年の大会でも、なかがーさん(当時はまだ地球人だった?)と僕が同乗させてもらったので、しょうさんは2年連続で宇宙人の案内だ。(感謝)



会場を出たしょうさんのポイント選択は的確だった。

最初に入った漁港で早速池内さんにヒット!
しかし途中でバラしてしまったようだ。
「しっかり獲らんかい!」と激を飛ばした直後、また池内さんのロッドが曲がった。
連続ヒット!
ギャフを背負っていたのが僕だけだったので、慎重にギャフを掛けて推定500gを無事取り込んだ。
時期を考えればグッドサイズ。このサイズを揃えれば上位に絡むに違いない。

しかし後が続かなかったので、しょうさんが対岸のテトラ帯への移動を決断した。
広いテトラ帯に3人散らばってシャクっていると、また池内(←この辺から呼び捨てね)が吼えた。
「しまさんギャフ〜、でかい〜」
急いでギャフを持って駆け寄ると、沖で良型を浮かせて寄せている。
ロッドがグイングインと曲がって気持ちよさそう。
エンペラをヒラヒラさせながら寄って来たアオリイカは先程より一回り大きかった。
これもギャフを掛けて取り込み成功。
この辺で池内の上位入賞が見えてきた。
他の人の状況は分からないが3杯までの総重量というルールと、春と秋のシーズン狭間という時期を考えると優勝さえも見えてきた。



さて自分はというと、足元に時々赤ちゃんアオリが見えるもののアタリなし。
ギャフ係で終わりたくない。
本日のアタリメソッドは池ジャークかもしれないが、あんな激しいシャクリは真似できない。

ワンポイント解説
池ジャークとは、88MHというハードなロングロッドを鬼のように激しくシャクル技である。
そのシャクリ音は尋常ではなく、周囲のアングラーに威圧感さえ与える。
余りの激しさにシャクった直後、本人が後ろにヨロける事もしばしばだぞ。
イカが乗ったのに気付かずにシャクルと足が切れるどころか、イカの胴から内蔵が抜けるらしい(嘘)


こんな技はとても真似できないので、ショボいシャクリでしばらくやっていると、足元に寄って来たエギに良型アオリが着いて来ているのが見えた!

千載一遇のチャンス!
パンパンと2回シャクリを入れてステイ。
イカが触腕を伸ばしてスーッと近づく。
抱け!
触った!
抱いた!
しっかり抱き込んだのを目視して〜

オリャッ!バチッ!スカッ!

なんと、リーダーがアワセ切れ。
どうやらリーダーに傷が入っていたようだ(涙)

その頃池内は・・・チビメッキと遊んでいた。
余裕デスカ?




ここで外洋に面した大きな防波堤に移動。
みっちーさんらSRSメンバーが既に入っていたが、状況は良くないとの事。
シャローの藻場や防波堤先端付近のミオ筋、漁港内向きを探ってみる。
この場所では僕としょうさんがタコを1杯ずつ釣っただけで終了。


その頃池内は、池ジャークのやりすぎで力尽きて寝ていた。
電池切れデスカ?




残り時間も少なくなったので、会場近くのポイントで最後の勝負をかける事にした。
ポイントに着き、先行していたヒロシエさんに状況を聞くと、ここも反応はないとの事。
終了間際となり諦めモードで足元の赤ちゃんイカをからかって遊んでいると、底付近で茶色い物体がすーッと動くのが見えた!
イカかどうかは判別できなかったが、色と動きはイカ臭い。
最後に神様がくれたチャンスか!?
池内に横取りされないように黙ってコッソリ狙ったが、どこかへ消えてしまった。




終了〜

優勝は検量するまでもなく池内
他のメンバーがタコ・豆・ボーズと苦戦するなか見事でした。
池ジャークを見た人はみんなビックリして振り返ってたぞ。


2杯合計重量は1050g


昨年覇者のイカ建さんから優勝カップが手渡された。


勝利の美酒は、池内も下戸らしく口をつけただけ


ついに憧れのカップマンに(よかったね)


かくしてSRS杯優勝カップは初めて高知県外(地球外?)へと渡った。
そういえばUT杯シーバスダービーの優勝はSRSのみっちーさんだったので、SRSと宇宙の交流がますます深まった、という事にしておきましょう。


大会終了後は、みんなで会場付近の海岸を清掃

釣ってきたイカやタコも焼いて再びBBQ大会


子供たちは海水浴&スイカ割り


最後にみんなで記念撮影

昼過ぎにSRSの皆さんに見送られて、帰途につきました。
SRS杯、本当に楽しいイベントです。
来年もまた来ます。
SRS高知メンバーの皆様、お世話になりました〜。








【予告編】
次は2週間後の土佐万力大会。
釣り運を使い果たした池内の運命やイカに。
請うご期待!



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