深夜釣行 > 釣行記 > 2017/05/03


釣り画報ショアラバマゴチ取材


2017年4月某日

月間釣り画報を出版するミリオンエコー社のWT氏より電話連絡を頂いた。

お話の主旨はゴールデンウィーク中にショアラバのマゴチ釣り取材をやりたいとの事だった。

まぁマゴチなら何とかなるでしょう。

という事で、取材をお受けする事にしたが、同誌でのショアラバマゴチは今回で3回目という事になる。

1回目は観音寺市、2回目は坂出市でやったので、できれば違うエリアでやりたい。

そこでかねてから一度じっくり攻めてみたいと思っていた荘内半島エリアを候補地にしてみた。

青い空と海、そして緑の島々という風光明媚な瀬戸内の風景をバックにブツ持ち写真を撮ってもらう作戦だ(笑)

しかし未だ荘内半島ではショアラバはやったことないので、釣れるかどうかは全く分からない。

取材日は5月3日としたので、まずはゴールデンウィーク前半でプラクティスを行い、マゴチの取材フィールドを絞り込んでいく必要がある。



ゴールデンウィーク初日の4月29日(土曜日)


魚種豊富な荘内半島で漁港や地磯を叩いてまわれば何とかなるだろう。

という事で、もえけんさんに協力してもらって朝8時から荘内半島の調査に出かけてみた。

当日は南西の風が吹いていたので、風裏となる半島北側の地磯からスタート。

その調査開始2投目でいきなりゴツン!と何かがヒット!

気持ちよくロッドを曲げてくれたのは



38cmの美しいマダイだった

今日の狙いはマゴチなのでこれは外道だが、マダイが狙って釣れるパターンを見つけたとしたらこれはこれで面白いかも。

ところがその後はアタリが続かない。

アタリのないまま2人で地磯や漁港を転々と移動する。

海底の地形や根の位置も把握しきれていないので、場所によっては根がかりや海藻との戦いになってしまう。

一見良さそうな場所でもショアラバ向きでないポイントもあって、そんな場所を除外していく事でポイントを絞っていく。

途中1ヶ所だけやれそうなポイントがあり、もえけんさんがマゴチらしき魚をバラシたのでそこは要チェックポイント。

しかしそれ以外はダメダメのまま半島付け根まで戻って来てしまった。

西風はさらに強くなっていたし、時間もちょうどお昼時になっていたので一旦調査終了。

お昼ご飯を食べてから、一応港内の岸壁もチェックしてみる事にした。

ここの岸壁も初めてやってみる場所だったが、昨年は周辺ポイントでマゴチを釣っているので期待はできるだろう。

追い風に乗せてタイラバを遠投しボトム付近をリトリーブしているとゴツンとヒット。

首振り感からして本命のマゴチっぽい。

もえけんさんにタモ入れしてもらって。



やっと本日1本目のマゴチ53cm


その後も同じポイントでマゴチを掛けたが、これは寄せの途中でバラシてしまった。

しかし開始早々の連続ヒットという事で、1日目の成果としては取材フィールドの有力候補を1ヶ所発見。

さらに調査を続けようとしたが、ここで天候が急変。

ロッドを振ると指先やつま先からバチバチバチッ!っと何度も放電(痛っ怖っ)

雷鳴とかは聞こえないが、どうやら雷雲が近づいて空気が帯電しているようだ。

そして突風が吹き始め横殴りの雨も降ってきて嵐みたいになったので慌てて撤収。

この日は夜にボートシーバスも予定していたので、ここで1日目のプラを終了した。




ゴールデンウィーク2日目の4月30日(日曜日)


この日は荘内半島の燧灘側を一人で調査してみる。

1ヶ所目はファミリーフィッシングで賑わう長い堤防を端から端まで丹念に探ってみたがノーバイト。

2ヶ所はチヌのフカセ釣り師で賑わう漁港の防波堤をやってみたがノーバイト。

3ヶ所目は砂浜横の地磯が空いていたので投げてみるが、海藻だらけで釣りにならない。

そうこうしているうちにまた強い西風に邪魔されて思うようにポイント調査ができなくなってしまった。

結局2日目はノーバイトのまま終了。



ゴールデンウィーク3日目の5月1日(月曜日)


この日は一転東風になったので、初日と2日目で調査できなかった漁港防波堤をやってみる。

水深もあり潮通しもよくて期待していたポイントのひとつだ。

ここも結構広い場所なので、時間をかけて端から端までやってみたが、ノーバイトのまま終了。

あれ??

もう1ヶ所やってみたい港があったので投げてみたが、強い横風でどうにも思うように釣りができない。

仕方ないので、初日にマゴチが釣れた岸壁に戻ってやってみると



あっさり51cm


そして次のキャストでも


2投連続ヒットで50cmのマゴチを追加


さらに3投連続ヒット・・・、とはいかなかったが、程なくして



51cmのマゴチを追加


調子に乗ってプラでポイントを叩き切ってしまっては元も子もないので最後の1匹はリリースして調査終了。


3日間プラしてわかったこと・・・

 ・半島の漁港や地磯は風光明媚でロケーション最高だけどショアからのマゴチは厳しい・・・かも?

 ・灰色の風景の澱んだ港内の泥底にもマゴチはそこそこいる?


てな事で、取材フィールドはもうこの岸壁中心でいいや(笑)



ゴールデンウィーク4日目の5月2日(火曜日)


取材フィールドは決まったので、翌日の本番のために今日はマゴチポイントを叩かず温存しておく。

周辺には昨年マゴチが釣れた実績ポイントもあるので、明日は何とかなるでしょう。

という事で、初日に釣ったマダイの引きが忘れられず、荘内半島先端近くの地磯にマダイ調査に出かけてみた。

冬には磯マルスズキで通った場所だが、地形や潮の当たり具合からしてマダイは有望だと予想していた。

自分が予想した時合いよりも1時間早く入釣してやってみたが・・・

この日も強い東風に邪魔されたこともあってか、ノーバイトで終了〜

この風だったら別のマダイ実績ポイントでやればよかったと後悔しつつゴールデンウィーク4日目を終えた。



そして迎えた5月3日(水曜日)


月間釣り画報ショアラバ取材本番!

地道なプラの甲斐もあってか

 
外道のヒラメに続き 、本命のマゴチも無事に釣れて




取材カメラの前でマゴチ自己記録70アップなんか出てしまって

(これはメッチャ引いた〜)


 
WTさんにブツ持ち写真を撮ってもらい あかひれさんも無事本命を釣り上げ



 
レッカーさん、最後の最後で良型マゴチの連発もお見事で


結果は上々 ヽ(´▽`)/


この日の詳細情報は5月20日発売の月間釣り画報6月号でご覧下さいませ。





っていうだけってのもナンなので、当日の小ネタを少々^^



終盤戦で自分が70オーバーのでっかいマゴチを掛けて、足下まで浮かせた時、

もえけんさんが「掬います」と言って玉網を出してくれたが・・・

足場が高かったので5mのタモが水面までギリギリっていうかほぼ届いていない。(あかんやん)

そこであかひれさんが「俺のタモは6mあるで」と言って玉網を出してくれたが・・・

網が大きく破れて大きな穴が空いている(ええ〜っ!)

記録魚に向かって2本の玉網が左右から差し伸べられたが

片方は届いてなくて、もう片方は大きく破れているという究極の選択!

結局破れた網で掬ってもらって無事キャッチできたけど、笑いすぎて魚をバラシそうだったわ!(笑)。

もえけんさん、あかひれさん、本当にありがとうございました。



そしてその魚をブラ下げて、意気揚々と車のところまで歩いて帰る途中

旅行者風の若くてカワイイ女の子3人組とすれ違った際に

 「すごーい

 「でっかいー

って・・・ オサーンはちょっと照れてしまいました (*´ェ`*)




ところで

 
もえけんさんとさだぼう!さんはバラシてばっかりでブツ持ち写真は撮ってもらえなかったけど


どんな記事になるのかな??( ̄ー ̄)

楽しみ〜 (^^)


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