深夜釣行 > 釣行記 > 2012/2/6〜8 1. 2. 3. 4. 5. 6. . 8.

怪魚遠征 in Thailand  最終日の闘い(前編)


2月8日、水曜日。

3日間のタイ遠征もいよいよ今日が最終日だ。

最終日も早朝5時(現地時間)

宿泊しているホテルのバイキングで朝食をとる。

今日の行き先は昨日と同じ、あの巨大魚の棲む池だ。

昨日の感じからして、朝早くの方がチャンス大と思われたので、急いで身支度を整えて出発する。

今日も運転手はナッちゃんだ。

安全運転でよろしくー^^

車はバンコク市内を離れ、郊外へと順調に進んで行く。


ここでゲンキマンさんがタイ語の本を広げた。

そして
「運転手にこれ言ってみよ♪」

と言って、ナッちゃんに何やら話しかけた。

「チュアイ、カップ、レウレウ、タウ、ティ、ジャ、タム、ダイ・・」

これを聞いた運転手のナッちゃん、何やら嬉しそうに笑いながらタイ語で返事をした。

何を言っているのかは分からないが、どうやら通じたようだ。

やはり言葉が通じると心が通じたような気がして気持ちいいものだ。

ところでゲンキマン、ナッちゃんになんていったの?

「できるだけ早く行って下さい」って・・・

ははは、なるほど。

早く着いて釣りしたいもんね〜^^


って・・・オイオイ

高速道路でもないのに140キロも出してやがる!


ひょぇ〜

昨日までで薄々は感じていたが、この運転手けっこうお調子者だぞ。

「もう少しゆっくり走って下さい」
ってのはタイ語でなんて言うのだ?

さっきのタイ語の本で調べようとするゲンキマンだったが、どうやらそれは載ってなかったらしい(汗)


試しに「セイフティードライブ!スローダウン!」などと言ってみるが・・・


だめだ、ヤツに英語は通じねぇ(涙)

宇侍見さ〜ん・・・・は、寝てるし・・・

大丈夫なのか?俺たち

車はやがて幹線道路から外れ、田舎道へと入っていく。


この道の景色は昨日も見た覚えがある。


どうやら目的地まであと少しのようだ。

朝霧の中を行き交うオートバイ。


タイではバイクが庶民の足になっているようだ。


あった!


AMAZON
   →

の看板

さらに進むとここにも。

看板に従って未舗装道路へ右折。


おお、霧が立ち込めて何となくアマゾンっぽいぞ(笑

(アマゾンへは行った事ないけどな)

到着。

初日の熱中症からすっかり回復した宇侍見さんも今日は朝から一緒に釣りをする。


もちろん自分も釣りをするが、開始から1時間以上やってもアタリがない。


昨日みたいに浮いている見えピラルクーも見つからない。


ゲンキマンさんも苦戦しているようだ。

エイジ君は相変わらず朝からカメラを持ってウロウロ。

カメラが趣味とはいえ、釣りしてるオッサンの写真ばかり撮って何が楽しいのかはサッパリ分からない。

まぁ趣味とはえてしてそういうものだが・・・


「エイジ君もちょっとは釣りしようぜ」


そういって自分のタックルを手渡し、ルアーを投げてみてもらう。


朝からアタリもないし、喉も乾いたし、自分はここらでチョイと休憩する事にした。

すると程なくして


「なんか来ました〜」



なぬ?

魚は右へ左へゆっくり移動しながらも寄ってくる気配がない。

ロッドを大きく揺さぶるようなこのヘッドシェイクは・・・


間違いない、ヤツだ


がんばれ〜、エイジく〜ん(^o^)

数分後

やっとの事で姿を現したピラルクー

結構デカイぞ、コレ・・・

反転して再び水の中へ潜ろうとするピラルクー


これを止める術はない。


しかし長距離ダッシュをやらかすような魚ではない。


もう一度じっくり寄せて浮かせにかかる。

おとーさんとおかーさんがタンカ(のようなもの)を持って池に飛び込む。


エイジ君は魚をそちらへ誘導しようとするが、そう簡単にはいかないようだ。


直前で何度か反転されたが、ボチボチ弱ってきたようだぞ。

今度こそ!

そうそう

もうちょい、 もうちょい

入った〜

けど、おかーさんの力では持ち上げるのがきつそうだ。

「ほれ、おめぇも見てねぇでそっちさ持て」


と言ったかどうかは知らないが、息子さん?も入って3人がかりで持ち上げる。

おとーさんがルアーを外そうとするが、なおも激しく抵抗するピラルクー(怖っ)

やはりルアーは丸呑みにされているようだ。

暴れると危険なので陸に揚げ、おかーさんが尻尾を押さえる。

おとーさんがピラルクーの口に棒を突っ込んでルアーを外す。


もちろんバーブレスフックだが、相当奥に掛っているようなのでなかなか外れない。


ワイヤーリーダーもコーティングがボロボロになっている。

よし、ルアーも外れたし、ブツ持ち写真を撮ろうぜ。


デカイけど何とか持ち上がるかな?


そうそう、下から抱え上げて・・・

オイオイ

それじゃ ヘッドロックかスリーパーホールドだ(爆)


ピラルクーとプロレスしてどうする(笑)

女の子を扱うように、やさしく抱き抱えるようにして・・・



この状態からでも急に暴れだす事があるから気をつけてね


(自分は昨日それで後ろに吹っ飛ばされた)

優しくお姫様抱っこで記念撮影

(それでもまだ猪木顔なのはなぜだ?)

この顔つき、迫力があってカッコイイ〜

写真撮影を終えたら、おとーさんとおかーさんが再び水に入ってピラルクーを池に戻す。

やったねエイジ君、おめでとう!


これを見てやっぱり燃えたのがゲンキマン。

ここで必殺のイマカツ・モグラチャターを投入!


このチャターベイトのブレードに標準ではめ込まれているスナップがバス用で貧弱なため、ここの巨大魚たちへの使用は控えていたのだが、プライヤーを使用して大型のクロスロックスナップに無理やり交換する事に成功したので投入。


トレーラーワームをセットしての1投目だった。


ゲンキマン、ヒット!

上がって来たのはピラルクー


モグチャのフックががっちり掛っている。

ゲンキマン、通算3本目のピラルクー(チッ)





でもサイズではまだまだ俺のが全然勝ってるぞ。


いいなー、ブツ持ち撮影できるサイズで( ̄ー ̄)

その頃、宇侍見さんは一人クリークで遊んでいた。

モグチャを水草の上でチャプチャプやっていたら、雷魚がとびついて来て、そのままカバーに入ってしまったようだ。


おとーさんが水に入ってランディングを試みる。

沈んでいた木の枝に巻かれているようだが、果たして魚は・・・?

残念、居ませんでした。


フロッグ持ってきてたらここでも遊べたかも・・・

おーい、ゲンキマン


勝手にバイク乗っちゃダメだぞ〜


これからおとーさんがそのサイドカー付きバイクでどこかへお出掛けのようだから。

(お弁当の買い出しかな?)




つづく


怪魚遠征 in Thailand INDEXに戻る

釣行記目次に戻る