深夜釣行 > 釣行記 > 2011/11/25

キャプテンMagic


香川県西部に位置する荘内半島。

多島美で知られる瀬戸内海国立公園に突き出したこの半島は、風向明媚で豊かな自然が残されている。

木々には野鳥が飛び交い、山には獣が潜み、木陰には虫たちが暮らす、そんな印象の地区だ。

海岸線も殆どコンクリート等では護岸されておらず、地磯や砂浜が交互に続く中に漁港が点在している。

このような自然に恵まれた地域なので、釣り場としても当然ながら魅力的な地区となっている。

魚種も豊富で、週末ともなれば多くの釣り人が思い思いのスタイルで釣りを楽しんでいる。

キス、チヌ、カレイ、アオリイカ、ヒラメ、サバ、スズキ、アナゴ、マゴチ、ウシノシタ、メバル、カワハギ、etc..

自分も餌・ルアー問わず、この地域ではいろんな魚の良い思い出がたくさんあるのだ。

シーバスに目を向ければ、半島には河川がないので地磯やサーフや漁港がメインステージとなる。

イワシ・イカ・コノシロ・サヨリ・イカナゴなど、季節のベイトも豊富に回遊してくる。

そのため色々なパターンでシーバスフィッシングを楽しむ事ができのだ。

そして特にこれからの産卵時期に半島各地の地磯で狙える良型のシーバスは昔から有名。

寒い季節に早朝から山越えで入釣するコアなシーバスファンも少なくない。

自分も一度このスタイルをやってみたのだが、早朝の地磯でガツンとランカーシーバスが釣れるのは最高!



  これは2年前(2009年12月)の釣果


ごらんの通り大変魅力的な釣りなのだが、唯一の難点はポイントへのアプローチが大変。

夜中に真っ暗な山道を何十分も歩かなければならないのだ。

また行きたい

行きたいけど夜中に山道を歩くのは大変・・・



そこで思いついたのが、ボートからの地磯叩きだった。

ボートからなら山道を歩かなくていいのでラクチンじゃないか。

おまけに色々なポイントを効率よく叩いてまわる事もできるに違いない。

うーん、ナイスアイデア♪

問題はこんな勝手な願いを聞いてくれる船はあるのか?という事だが・・・

ありました♪
↓↓↓↓


という訳で、さっそくMagic船長のキャプテンさんに電話。

朝マズメの地磯撃ちをやりたいという事を伝えてゲームプランを相談。

それじゃぁSWAP翌週の土曜日にやってみましょうか、という話になった。



そして迎えた11月26日(土)

今回の道釣れである愛媛のケンケンさんとともに、キャプテンさんの操船で朝5時半に荘内半島の箱浦漁港から出船した。

キャプテンさんによれば、最近の荘内半島周辺の状況としては、コノシロの群れが入っていて大型のシーバスやブリが釣れているとの事。

釣り方としては水深のあるポイントでのバイブレーションのリフト&フォールや、コノシロの泳がせ釣りらしい。

夜明けまでまだ少し時間があったので、まずは泳がせ釣りの餌(コノシロ)を確保する事にした。

コノシロの釣り方は・・・

魚探でコノシロの群れを探し、でっかい針のついたメタルジグを激しくジャーク(爆)

はい、ヒッカケです(笑)

どうやらサビキとかにはなかなか食ってこないらしいのだ。

ところがこの日はコノシロの群れが小規模でなかなか餌が確保できない。

キャプテンさんが何とか30cm程のコノシロを1匹確保したところで、東の空が明るくなり始めてしまった。

餌の確保は後回し!

シーバス狙いの地磯撃ち行ってみようか〜

キャプテンさん、よろしく!

という事で、半島先端部の地磯へワープ。

さてと、どこから撃つか・・・と、状況を見てみる。

やはり岬状に突き出した地形の場所が潮が当たっていて良さげに見える。

しかし、当日は早朝干潮の土曜日。

そのような場所には既に山越えオカッパリアングラーが多数陣取っていて近づけない。
(みんな凄いね)

それでもこちらはオカッパリから入釣困難な場所を自由自在に撃つ事ができるのだ。

キャプテンさんが目ぼしい場所に次々にボートを近づけてくれる。

さあホレ投げろ〜

ケンケンさんと2人で、撃つべし! 撃つべし! 撃つべし!

そしてケンケンさんにヒット!

しかしこれはシーバスではなく良型のタチウオだった。

やがてすっかり夜が明けて明るくなってしまったが、それでも2人で地磯めがけて

撃つべし

撃つべし

撃つべし








チ〜ン、終了〜(笑)

あれあれ? 作戦失敗・・・

日が昇ってもまだ可能性はあるとは思うが、ここでキャプテンさんが遠くの鳥山を発見した。

あっさり作戦変更!(爆)

ナブラ撃ちへGo!

しかしナブラと呼べるほどのナブラにはなかなかならない。

一瞬水面に水しぶきがあがるもののすぐに沈んでしまう。

魚探の反応からベイトはどうやら小型のイワシらしいとの事なので、メタルバイブを試してみる。

先程ボイルがあった辺りにキャストして少し沈め、適当アクションでファストリトリーブ。

すると数投目で何かがヒット

シーバスタックルANGEL SHOOTER 95MLがブチ曲がるが、大型のブリって事はなさそうだ。

反転突っ込みを繰り返すナイスファイトの末に上がって来たのは



    50cmクラスのハマチ(^o^)



ヒットルアーは IMAKATSU ソルティソニック17g (コノシロカラー)
3つのアイポジションで色々な状況に対応できるメタルバイブだが、今回は真ん中のアイで使用してみた。


しかし、この後は鳥も散ってしまったのでナブラ撃ちは終了。

次なる作戦はどうするか・・・

キャプテンさんと相談した結果、タチウオジギングに挑戦。

こんな場当たり的なゲームプランにも快く対応してくれる船長に感謝!


キャプテンさん、ありがとう(^o^)



キャプテンさんの操船で、船はタチウオ狙いの船団に入っていく。

魚探にもタチウオらしき反応アリ。

船団の他の船でもポツポツとタチウオは釣れているようだ。

さっそくサーべリングタックルでメタルジグを落とす。

水深は約60m。

ボトムからスローアクションで20m程シャクリ上げる。

無反応・・・

再びボトムから早いアクションで10mシャクリ上げてストップ。

無反応・・・

再びボトムから早いアクションで20mシャクリ上げてストップ。

無反応・・・

さらに思いつく限りのコンビネーションジャークを試みる。

無反応・・・

周りの船でもどうやら釣れているのは餌釣りばかりのようだ。

キャプテンさん、もう飽きたよぅ。
(はやっ)

他の釣りに行こうぜ。

優しいキャプテンと同行者に甘えて、もうわがまま言い放題です(笑)

さて次のプランは・・・

最近キャプテンさんが実績を出しているというブリ狙いのコノシロ泳がせ釣りをやらせてもらう事にした。

餌釣り上等!

普段はルアーマンのフリをしている自分だが、本来の姿はエサーマンなのだ。


今日はお天気も最高♪ 海もベタ凪

日が昇ってポカポカ陽気の小春日和になってきた。

こんな日はのんびりアタリを待つ餌釣りに限るのだ(笑)



タチウオ船団を後にして、船は大きく移動。

ブリポイントに行くと、こちらはこちらで結構な数の遊漁船が船団を形成していた。

まずは船団から少し離れた場所で餌確保のため魚探でコノシロの群れを探してもらう。

すると流石はキャプテンさん、すぐに画面が真っ赤になるほどのコノシロの群れを見つけた。

自分は即席で秘密の地獄リグを作成。
(リーダーの途中に太刀魚用バーブレス4本フックを2個ぶら下げただけ)

これをコノシロの群れの中に沈めて、激しくジャーク&ジャーク。

まぁ平たく言えばギャング釣りなのだが、掛ってくるのは30cmクラスのコノシロなので、これはこれで楽しかったりする(笑)

ケンケンさんは、トレブルフックのついたメタルジグを激しくシャクってコノシロを狙う。

ところがこのメタルジグに大型のブリが船べりまでチェイスしてきた!

居る! ブリ居る! しかもデカイ!

とりあえず餌も調達できたので、いよいよ泳がせ釣りへGo!

初体験の釣りだが、タックルはスピニングタックルで強めの物ならOKとの事。

自分はシイラ用タックル、ケンケンさんはジギングタックルを使う事にした。

それからキャプテンさんに教えてもらって下図のような仕掛けを作る。


仕掛け作りは結構簡単♪


次は釣り方を教えてもらう。

その釣り方とは、仕掛けを投入したらオモリを底に付け、ドラグをユルユルにして待つだけ。

ブリが餌に食いついたらドラグ音で分かるので、置き竿でもOK。

ブリが食ったらスプルーを手で押さえてアワセ、あとはドラグを絞めてファイトすればよいという事らしい。

OKわかった、結構簡単じゃないか。

置き竿でアタリを待つなんて、小春日和にのんびり楽しむ釣りとしては最適だ。

釣果はポイントを選んで船を流す船長の腕次第だな。

キャプテンさん、あとは任せた!



キャプテンさんは大船団から少し離れたポジションで船を流し始めた。

水深は15m前後で、意外と岸に近い。

とりあえずコノシロを投入してアタリを待つ。

ルアーを投げながらの回遊待ちはすぐ飽きる自分でも、餌釣りだとワクワクしながら待てるのだ。

待ってる間にダベったり、おやつを食べたり、思い出したようにルアーをチョイと投げてみたり。

小春日和の船上で、このノンビリ感がなんとも心地よい^^

何も起こらないままゆったりと時間が過ぎていく。

船団の方でも誰も竿を曲げている様子はないし、今日は釣れたという情報もないようだ。

お腹がすいてきたのでお弁当食べよっと。

早起きしたから何だか眠くなってきたぞ。

どうやら今日はブリのご機嫌はよろしくないようだし、お昼寝でもしようかな・・・

ケンケンさんも、置き竿でまったりのんびり^^
↓↓

カシャ っと↑の写真を撮った直後の出来事だった





背後でからジャーーーーーーーーーーーと激しいドラグ音が響いた!

ナニ!?

もしかして俺の竿に何か来た??

右手でロッド拾いあげ、激しく回るスプールを左手で押さえて





おりゃ〜!

キターッ!

フッキング成功

急いでドラグを絞めてファイト開始

激しく首を振りながらも凄いスピードでドラグを鳴らして疾走!

これは紛れもなく青物のヒキだ。

さらにドラグを絞めて魚を浮かそうとするが、全く浮い来る様子はない。

食いへの影響を考えてハリスは8号にしていたので、これ以上の無理はできない。

船団の中からこの異変に気付いた数隻のボートが様子を見に寄って来た。
 ホレホレ見るのだこのロッドの曲がりを

相手が下へ突っ込むたびに、腰を落として強いヒキに対応する。
 ホレホレ見るのだ、この大袈裟な屈伸運動を(爆)



そろそろ浮いて来いコンチクショー

一進一退の攻防の末、ついに魚体が見えるところまで浮いてきた。

うげ、デカイ・・・

船べりの攻防も何とか凌ぎ、最後はケンケンさんのタモ入れで試合終了。


やりぃ、ブリげっちゅ〜♪

サイズは余裕で80アップ。

そして重さはボガ計測で14lbだった。

こんな近場のポイントでこのサイズのブリが釣れるとは驚きだ。

そして何より驚きなのは、ブリの通り道を的確に当てたキャプテンさんのポイント選択だ。

大船団の船が全く釣れていない日に、見事にブリを釣らせてくれたキャプテンさんに感謝!

船団からあえて離れてブリの回遊コースを的中させたのは流石だ。

船団の中での回遊待ちは、回遊してきたブリが誰に当たるか分からない状態になってしまう。

少し離れて単独で回遊コース上を流した方が確率は当然上という事か・・・

いずれにしても船長の技アリ!な1本だった。


場の雰囲気はまったりのんびりムードから一転、テンションMAXモードにチェンジ。


ケンケンさんも、殺気を消すために置き竿を放置してアタリを待つ(笑)


しかし、そう簡単に2本目が釣れるほど甘くはなかった。

朝からやってアタリひとつない船がほとんどなのだ。

再びまったりのんびりムードが船上に戻って来た。

自分ばかりイイ思いをさせてもらったので、ケンケンさんにも何とか1本釣ってほしいところだ。

しかしどうやら今日はこのまま終了か?

どこかでナブラでも出ないかな・・・

と、他所見していた時だった。


ジャーーーーーー


またもや自分のロッドからドラグ音が!?

え?まさか・・・そんな・・・

半信半疑でスプールを押さえてロッドを立ててみる。

ガツン!ジィィィ



おいおい、また来ちゃったヨ

どうなってるの?これ

ヒキの強さは先程のブリと遜色ない。

走りのスピード感は先程より鈍いような気がするが、首振りの重量感はタップリだ。

またもやこの異変に気づいた数隻の船が寄ってきて観戦してくれる。

2本目なので先ほどよりは余裕を持って、オーバーアクションのファイトを見せつける(笑

フハハハハ、2本目だぜ〜、ホレホレよく見るのだ。

って、ちょっと・・・

見てくれるのはいいけど、すぐ横に仕掛けを投入するのはチョット待ってくれ。

魚をコントロールできる程の余裕はないのよ・・・

数分後

何とか魚を浮かせて、またもやケンケンさんのタモ入れも1発で決まって無事ランディング成功。


先程のブリと長さはほぼ同じだが、太さはこっちが全然上

ウェイト計測の結果は8.3キロと丸々と太ったブリだった。


その後はアタリなく、餌もなくなった午後3時にストップフィッシングとした。



               今日の釣果


どの船を竿を曲げられない中、昼前からの参戦でブリを2本も釣らせてくれたキャプテンさんに感謝。

その技は船名が示す通り、まさにMagic!

キャプテンさんは一体どんな魔法を使ったのだろうか?

とにかく「基本楽しく」というモットーで、釣り人のワガママに本気で付き合ってくれる。

本当に楽しい1日を過ごさせてもらえた。

次回は今日ダメだったシーバスに再チャレンジだ!

その時はまたよろしくです!


香川ルアーフィッシングガイド"Magic"

笑いながら楽しく遊びたい釣り人に超オススメです。

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さて、帰ってからのお楽しみは、瀬戸内海産天然ブリのお刺身なのだ。


まずはウロコをシャリシャリすき引き (この魚、ホントに太いヨ)



頭とカマをを落として三枚におろしていく (腹身の脂の乗りが凄い)



天然ブリの大トロは甘みのある脂でサイコー(^o^)

ごちそうさまでしたー(^人^)


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