深夜釣行 > 釣行記 > 2008/ 4/ 5

変形友草持ち


次回の1dayシーバスGPの日程が2週間後の4月19日に決まった。
本番に弱い自分は、過去3回の1dayシーバスGP全てノーフィッシュに終わっているので、今度こそはという思いは強い。

そこでGP当日と同じ潮まわりとなる4月5日にプラクティスを行なった。

まだ潮位が低い夕方から何ヶ所かポイントを見てまわったが、良さそうな状況の場所が見つからない。
そして上げ潮が効いてきた午後8時半頃、3日前に80upを含む3本のシーバスが釣れた川に来てみた。

あの時は満潮からの下げ始めだったが、今は上げ潮である。
流れの向きがあの時とは逆なので、前回釣れた橋の上流側ポイントではなく、橋の下流側に入ってみた。
潮は川の上流に向かってしっかりと流れているので、橋の影でベイトが流れてくるのを待っていると想定されるシーバスに向かってルアーを流し込んでやる作戦だ。
ルアーは3日前と同じワンダースリム70をセット。
この時はベイトの姿は見えなかったが、どうやらミニサイズのイナがベイトになっているようだ。

そしてその第1投目

いきなりのヒット!

派手なエラ洗いを何度も繰り返す元気いっぱいのシーバスだ。

なかなかの重量感で足下まで寄せてからも何度も反転を繰り返すナイスファイト♪

じっくり弱らせて無事ランディングに成功した。


ここで以前から密かに構想を練っていたある計画を実行してみる事にした。

その計画とは、[友草持ち]の写真撮影である。

[友草持ち]とは・・・
九州の有名アングラー友草清一さんが昨年12月に150cm24.4kgのオオニベをキャッチされた時の写真である。
この写真は今年のフィッシングショーでも会場にも飾られ、来場者のド肝を抜いていたらしい。

↓友草清一さんのブログ記事(是非ごらんあれ)
ULTIMATE PLUGGING MACHINE Blog

かっこいい・・・
こんな写真を自分も撮ってみたい(憧れ)

とはいえ今釣れたのはグッドサイズとはいえ地元のドブシーバスである。
150cmのオオニベよりは、ちょっとだけ小さい(笑)

そこでデジカメのセルフタイマーをセットし、本家とはちょっとだけポーズを変えてブツ持ち写真を撮ってみた。

その写真が



コレだ ↓













           とりゃ〜!
  





これは・・・

こうなるように撮ったとはいえ、メチャクチャ大袈裟な写真が撮れてしまった。

家に帰ってからすぐに掲示板にこの写真を貼り付けたところ(もちろん魚のサイズは書かずに)、
何人かから「凄い!何センチですか?」という内容の問合せメールが来たり、掲示板にレスが入ったりした。

さすがに心が痛んだのですぐに掲示板で魚のサイズを公表したものの、この写真で騙された皆さん本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
ほんの出来心ですのでどうかお許し下さい。

ちなみに全然反省してません(笑)





どの辺のポーズをちょっとだけ変えたのか解説しよう。

本家の友草持ちは横から見れば多分こんな感じの持ち方だと思われる。

             横から見た想像図




シーバスをこれと同じ持ち方にしたのでは同じような写真にはならない。

そこでちょっとだけポーズを変えた撮影の様子の解説図が


コレだ ↓







  
 
 1.ボガグリップで魚の下あごの横っちょを掴む。
 
 2.デジカメのセルフタイマーをセットして壁に立てかける。
   この時地面がギリギリ写るようにカメラを立てかける角度を調整。
 
 3.へっぴり腰の前傾姿勢で魚をカメラの方に突き出す。
   この時魚を持ち上げる高さとボガグリップの角度に注意。
 
 4.腕は肘の位置を高くして、肘を横に張り出すようにする(重要)
 
 5.そして仕上げに歯を食いしばって首を少し横に傾ける(爆)
 
ちょっとだけ変形(爆)



ネタバレしたところでもう一度先程の写真を見てみよう

  
 うーん、完璧♪ 70cmには見えん



しかし想像してみてほしい
夜の川べりで一人でデジカメのセルフタイマーをセットし、ヘッピリ腰で写真を撮っているオッサンの姿を。

アホだ・・・







さて、こんなアホな事はここまで!
真剣にプラを続行するのだ。

  
先程のシーバスにルアーを丸呑みされてリーダーがボロボロになっていたのでリーダーを結びなおし、2匹目を狙って再開。
しかし先程までとはポイントの様子が変わっている。
写真撮影やリーダーの組み直しで時間をかけている間に潮の流れが緩くなってしまっていたのだ。
暫くやってみたがその後はノーヒット。
遊んでいる間に時合い終了になったようだ。


仕方ないので移動。
満潮時間が近付いていたので、バチ抜けを当て込んで別の川に行ってみた。





移動した先でガムさんと合流し、2人でバチ抜けを待ちながらルアーを投げる。
しかし満潮過ぎまでやってみたが、肝心のバチの姿は1匹2匹しか見えず完全にアテが外れてしまった。
水面には徘徊するボラのモヤモヤ〜とした波紋しか見えない。
今回のバチ抜けも不発だったかと諦めかけたその時、1回だけ橋の下でモワンと水面が盛り上がるような単発モジリが出た。
間髪入れずそこにルアーを通すとヒット!

  
       72cm (この写真はガムさんに撮ってもらった)


しかし後は続かず、潮が下げ始めたタイミングで最初の川に移動。





そしてここでも1本ゲット。

  
                  60cm

これで時間も深夜1時をまわったので、今回のプラを終了とした。



これまでの1dayシーバスGPの時もそうだったが、プラでは釣れるのだ。
しかも普段以上の釣果に恵まれたりしている。

プラでは・・・


なんで本番で釣れんのじゃ〜





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