深夜釣行 > 釣行記 > 2007/10/26

フナとシーバス


10月26日(金曜日)、昼頃に短時間ではあるが強い雨が降った。
通り雨程度だったので河川が増水するほどではないが、ドブ川系ならフナが押し流されている可能性がある。
そこで仕事が終わってからドブ流れ込みポイントへと車を走らせた。
潮もこれから満潮前の丁度いい潮位になっているはずである。

現場に着くとまず状況を観察する。
ベイトの波紋は見えないが、時々水面が動いているので生命感はある。
しかし場所が場所だけにコイやナマズという可能性も考えられた。
さらに水面を観察していると、足下の岸際からバホッ捕食音が聞こえて水面に波紋が広がった。
ナマズの可能性も残るがシーバスが居る事を信じて車からタックルを降ろし準備する。

まずは先程捕食音が聞こえた岸際にルアー(TKLM"9/11")を送り込むが反応がない。
そこで今度は沖のストラクチャーに沿ってルアーを泳がせる。
すると何投目かでヒット!
ドバドバッと激しいエラ洗い。
間違いなくシーバスだ。
ストラクチャー際を攻めるためにドラグは強めに設定にしてあるが、それでも時々ドラグを鳴らして抵抗している。
スプールに指を当ててダッシュしようとする魚を止めながら何とか手前まで寄せてきた。
そして玉網に手を伸ばそうとした瞬間、痛恨のフックアウト(口切れ?)

残念!デカかったのに・・・


気を取り直して再開。

今度は立ち位置を変えて最初にボイルの出ていた岸際を攻めなおしてみる。
するとピックアップ寸前のルアーにガボッと出た!
竿先からラインが1m程度しか出ていない状態での激しいエラ洗い。
どひぇ〜、バレそう(慌)
しかしこれを何とか凌ぎ、沖に向かってダッシュするシーバスの動きに合わせてリールから手で糸を引き出して魚を走らせる。
近くには障害物もあるので適当なところで魚を止め、改めてファイト開始。
今度こそバレませんように・・・(祈)
強引かつ慎重にやりとりして、無事にネットイン成功。



  
          ナイスプロポーションの72cm


そしてフックを外そうとシーバスの口元を見ると、ベイトを吐き出していた。

  
              シーバスのゲロ(笑)

大きいフナは表面が消化され、小さいフナはまだ生きていた。
どうやら昼間の降雨直後にもフナを食い、そして夜の上げ潮に乗ってまたフナを食いに入ってきていたようだ。

これならまだ釣れるはず。
シーバスをリリースし、再び周辺の怪しいスポットを攻めるが後が続かない。
しかし対岸の岸際ではパーンという素敵な捕食音が何発か聞こえていた。

そこで対岸を攻めるべく歩いて橋を渡っていると、見覚えのある車が2台入ってきた。

CRAZY"COOL"HUNTER 降臨
Mr.Hさん、福神さん、YASUさんの3人である。

軽く挨拶をして、自分はボイルの出ていた側へ、3人は先程まで自分が攻めていた周辺に入り釣り開始。

そして対岸に着き、ボイルのあった岸際へルアーを通す。
すると1投目から良型ヒット!
こちら側には障害物がないので緩めのドラグでシーバスを走らせてゆっくり魚が疲れるのを待つ。
元気な魚でなかなか寄って来なかったが、長いやりとりで魚がヘロヘロになったところで取り込み成功。



   
                これも良型73cm(嬉)

CRAZY"COOL"HUNTERの皆さん、そちらは僕が攻め切った後なので今魚が釣れるのはコッチなのですよ。フフフ
と思いきや・・・
自分が攻めた後のポイントで次々と魚を掛ける3人(爆)
タハハ・・・(^^;


しかしコチラ側でも散発的ではあるが、まだ所々でシーバスがボイルしている。
右へ左へウロウロ歩きながらボイルの出たポイントや岸際の怪しいポイントを撃っていく。
するとまたピックアップ寸前のルアーに魚が飛びついてきた。
しかしこれはすぐにフックアウト。
大きさもセイゴサイズだった。

さらに流れ込みの脇の護岸角でもライズが出たのでルアーを通すと、壁際からシーバスが飛び出してきた。
サイズは50〜60cmぐらいだろうか。
しかしこれも寄せる前にフックアウト。

その後は暫くやってもアタリがなかったのでルアーチェンジしてみる。
するとS−fore(9cm)に2回バシャッと出たが、手元にコツンという感触が来ただけで掛からなかった。
さらにルアーローテーションをしてみるがアタリがない。

そのうちポツポツと雨が降り出したので、一旦車に戻ってレインウェアを着た。
それからCRAZY"COOL"HUNTERの3人とダベリながら釣りしていると、雨はさらに激しくなりシーバスのボイルも全く出なくなったところで納竿とした。
しかしこんなドシャ降りの中でもMr.Hさんはシーバスをさらに1本追加していた。



さて、70up2本という自分としては上出来の釣果に恵まれた今回の釣行。
昼間に短時間とはいえ雨が降ったことでフナが流されて来ており、普段はコイとか亀が泳いでいるような場所にそれなりの数のシーバスが入って来ていたようだ。
この場所は以前自分で探したポイントだったし、今回魚が入ってくるタイミングの予想も当たっての好釣果なので大満足の釣行となった。
7回のバイトがあって2本しか獲れていないのは問題かもしれないが、それに対してはMr.Hさんが対処方法を教えてくれたので、また今後の課題としよう。


激しく降る雨の中、満足感いっぱいで愛用のタックルを車に片付ける。

そして車に乗り込もうとすると、なんと運転席の窓が全開 Σ(゚д゚lll)ガーン
運転席のシートはズブ濡れで、ドアの内側には水が溜まっていた。

まぁしかし、この程度のネタでは愛丸クオリティーには遠く及びませんね。








当日のMr.Hさんの釣行記はコチラ




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