深夜釣行 > 釣行記 > 2006/2/5-2


夜が明けた。
いよいよ本番である。

日曜日とあって港の駐車場は磯釣り客でいっぱいだ。
オキアミを持って行かないのは恐らく我々のグループだけだろう。

ここで月間つり情報の記者さんと合流。
装備は釣り人と変わらないが、釣具の代わりにカメラの入ったバッグを持っている。
仕事とはいえ、釣りもせずに冬の沖磯に渡るなんて大変だぁ。


挨拶を交わし、タックルを船に積み込み乗船して出発を待つ。
出発前の緊張感が何となく心地いい。

やがて磯釣り客を満載した船が次々と出航していく。

我々の乗った船もエンジン音を轟かせていよいよ出発。
頭の中では映画[Uボート]のテーマ曲が鳴り響いていた(笑)
冷たい風を頬に感じながら期待に胸を膨らませていると、突然波しぶきが豪雨のように降ってきた(爆)
たちまちズブ濡れ。
たまらずスシ詰めのキャビンに無理やりもぐり込む。
船は暫く走ってやがて最初の磯に到着したようだ。



この磯が我々の降りる磯らしい


磯の名前はよく分からないが、雑誌取材という事で滅多に乗れない一級磯に降ろしてくれるようだ。
風がかなり強くて、波もある。
サラシが出ていいかも知れないが大丈夫か?


記者さんのポイント説明を聞きながら、早速タックルの準備をする。
朝イチはヒラが熱い!(らしい)

ロッドにリールをセット。
スプールバンドを外してガイドに糸を通していると、昨日巻いたばかりのフロロリーダーがバラバラとほどけてグチャグチャのもつれてしまった。

落ち着け〜!俺

やっとタックルを準備して、どこで投げようか周りを見回す。
すると早くもWARA王がロッドを曲げていた。
記者さんに写真を撮られながら60cmクラスのヒラスズキをランディング。
ポーズをとって写真撮影している。



事細かにポーズを指示されて、撮られるほうも結構大変そう


さてと、この隙に釣って俺も写真を撮ってもらうのじゃ〜


強烈な横風の中、サラシの中のシモリ際を狙ってキャスト〜、オリャッ!
ルアーは風に煽られて舞い上がり、目標の遥か風下に着水。
なんじゃこりゃ〜!

今度は風を計算して再びキャスト!
ビュン・ポチャン

サミングする暇もなく、PEラインがガイドに絡んで足元に着水。

何やっとんじゃ〜!俺

ガイドに巻きついたPEを何とかほどいて周りを見回す。
すると先ほどWARA王がヒラを釣った場所で今度はMさんが大きくロッドを曲げていた。



かなり大きそう!

足場の低い所まで降りてやりとりしているので、頭から波しぶきをかぶりながらファイト。



タモを構えるパイプマン
カメラを構えてランディングのタイミングを指示する記者さん。



ブリや、ブリ!



上がってきたのは85cmの立派なブリだった

後でMさんに聞いた話だと、10m程の近距離で12cmミノーに食ってきたらしい。

やはりポーズを決めて写真を撮ってもらっている。
魚の持ち方
立ち位置
ポーズ
事細かに指示されて何枚も撮られている。




今度こそ、この隙に釣るのじゃ〜〜

強烈な横風の中、キャスト時につい力が入ってしまう。
何投目かで、またガイドにPEラインが絡み付いた(泣)

ライントラブル直していると、またWARA王にヒット!



さすが



などと感心している場合ではない。

チャンスタイムだ、ホレ投げろ〜

しかし強風が吹きつけてなかなか思うようなポイントにルアーが入らない。




初心者が強風と波しぶきとライントラブルに翻弄されている間に、MさんとWARA王がヒラをまた1本づつ追加。

根掛かり覚悟で沖のシモリ際を狙ってみるが反応がない。
サラシの向こうに突き出た岩の潮の当たっている面を通してみても出ない。
足下のサラシにルアーを止めて引き波で泳がせても飛び出してこない。


やっと慣れてキャストのコツを掴み、、マトモに投げられるようになった頃には朝の時合いは終了〜


ヒラ&ブリが飛び出してきたサラシだったが、反応がなくなってしまった



朝イチのビッグチャンスにアブレたパイプマン&しまっ

しかし日が高くなれば今度は青物のチャンス(らしい)
宇宙人にだってチャンスはあるはずだ。
まだ時間はたっぷりある。

ヒラマサさんカモ〜ン♪


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