深夜釣行 > 釣行記 > 2005/7/6

雨後の河口 ラン&ガン (シーバスを探して)


6月は入梅してから一向に雨が降らず、香川県では渇水で月末には夜間断水に突入した地域もあったほどだったが、7月に入ったとたん大雨になった。
1日(金)の夕方に振り出した雨は土日に激しく振り続き、県内の各河川は一部地域で避難勧告が出るほどの大増水となった。
増水が落ち着きを見せ始めた7月6日深夜、家族が寝静まった23時過ぎに家をこっそり抜け出して県内中西部の河口へシーバスを探しに行ってみた。

最初は昨年夏に好調だった西讃の小河川へ入ってみた。
流域面積の狭い小河川なら増水の落ち着きも早いだろうという読みだったが、満潮前にもかかわらず河口の水門は開いていて、濁った水が流れ出している。
わずかにベイトの気配はあるが、シーバスの反応はなく、水門全開でポイントも絞り辛いので20分程で見切りをつけて移動。

東へ向けて車を走らせながら各河川の状況を見てまわって、水面が騒がしい場所を探す事にした。
大潮の満潮なので潮位はかなり高く、ウナギ狙いのブッコミをやっている人も居るが、どの川も水面は静かだった。

坂出の有名ポイントでも30分程振ってみたが、ルアーを堰に引っ掛け1個ロストしただけで無反応。
潮も下げに入ったし、明日は仕事なので西へ戻りながら状況のよさそうな場所を探す事にした。

撤収予定のAM2:00まであとわずか。最後の場所と決めて入った場所でやっとベイトの群れを見つけた。
濁り具合もイイ感じだ。
橋の照明周りでお気に入りのTDペンシル11F→Komomo-SF125→メガバス110SWとレンジを下げながらルアーロテーションして探っていくが反応がない。
諦めかけた時に、少し離れた下流側の暗闇からシーバスのライズ音が聞こえた。
そーっと歩いて近づいてみると、ミニサイズのベイトの群れが護岸のスロープ際に追い立てられて逃げ惑っているのが確認できた。
ラストチャンス!
ベイトの魚種は分からないが6〜7cmの小魚だったので、ルアーケースの中で一番小さいSasuke-SF95にチェンジして護岸際を狙ってみた。
散発的だが護岸際でシーバスがライズしているもののルアーには反応がない。
まだルアーが大きすぎるのか?
車へルアーを取りに戻るか?
でももう撤収予定時間だし諦めるか?

そんな事を考えながら、上流へ向けて投げたルアーを引いているとコンとバイトの感触があった。
小さくアワセを入れて寄せにかかるが、すんなり寄ってくる。
ありゃ?またセイゴちゃん?最近コレばっか(苦笑)
チビでもせっかく掛けた魚なのでバラさないように慎重に寄せて来ると、突然ドラグを激しく鳴らしてダッシュ!?
流れにも乗って一気に下流へ走られてしまった。
最初のショボイ引きは何だったのか!?
ダッシュが止まったので再び寄せにかかるが、今度は右へ左へとドラグを鳴らして激しく走り回る。
た・楽しい(喜)
しかし一度もエラ洗いしないので、ボラのスレ掛りかもという不安がふと頭をよぎる。
慎重にやりとりして玉網に収まったの魚の大きな口が見えたので一安心(笑)



久々のマトモなサイズ67cm
これでスランプ脱出か?
6月が不調だったのは、もしかしたら渇水のせいではなくて、深夜出撃をしなかったからかも(笑)

ナイスプロポーションで美味しそうにも見えたが、濁った川で釣ったヤツだし、第一これから帰って料理なんてする気にもならないのでリリース。
やりとりと写真撮影で時間をかけてしまったので、水に入れてもグッタリしている。


1分ぐらい鰓に水を通して、やっと体を動かし始めたので放してやると、ユラリと反転して泥水の中に消えていった。

まだシーバスのライズは散発的に出ていたが、翌日の仕事の事も考えて撤収。
AM3時にそぉ〜っと帰宅して就寝。
でもやっぱりバレてて翌朝カミさんに怒られましたとさ。 オシマイ。


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